2022年7月26日火曜日

金 「ノルドストリーム」供給を20%に削減

おはようございます。

米株式はFOMCを控えて様子見ムード。またIT企業の決算も控えていることからハイテク株は景気後退リスクがまだ織り込まれていないとの見方から売られています。NYダウは前日比90.75ドル高の31990.04ドル、ナスダックは前日比51.446ポイント安の11782.666。S&P500は前日比5.21ポイント高の3966.84。今朝、日銀から6/16・17におこなわれた金融政策決定会合の議事要旨が公表されました。「賃金上昇伴なう 物価目標実現へ緩和実施が必要」との認識があらためて確認されています。ドル円相場は136円台前半での推移でアジア時間入りからはやや円高の動き。

【金標準先物 日足】

NY金8月限は前日比8.3ドル安の1719.1ドルで入電。FOMCでの利上げ姿勢から金利を生まない金は軟調な動きが続いてきています。また昨晩ロシアのガス供給会社ガスプロムが欧州と結ぶガスパイプライン「ノルドストリーム1」のタービン保守点検のため供給を現在の40%からさらに20%に削減すると発表。欧州での天然ガス相場が一時10%の値上がりとなりガスから原油への代替が進むとの憶測も呼びWTI原油価格も前日比で2ドル高。アジア時間でも時間外で原油価格が上昇してきており、ドル建て商品はやや値を上げています。FOMCを控えて決め手なく手控えムードの中、今朝の円建て金価格の動きは閑散に売り無しといったムードから7510円弱から7530円台まで回復しています。ただドル円はやや円高気味の動きから膠着。

【白金標準先物 日足】

国内円建て白金は再び3800円に迫る動きに。白金独自の材料に乏しいため外的要因が影響してくるとみられますが、ユーロの動き、欧州景気後退懸念の要因となっているロシアからのガス供給の動向が影響している印象。取組内容はこれまでお伝えしている通り、投機筋が売りポジションを強め膨らんでいることからも買戻しのきっかけが出てくると4000円以上の回復は早いとみていますが、まだ動きが鈍い状態・・・。


 

 

 

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