おはようございます。
米株式はワクチン普及や米追加経済対策の下院可決で近く上院でも可決される見通しから買いが先行しましたが、利益確定に押され3指数とも反落。NYダウは前日比143.99ドル安の31391.52ドル。ナスダックは前日比230.04ポイント安の13358.79、S&P500種株価指数は前日比31.53ポイント安の3870.29。米長期金利については米10年国債利回りは1.39%と落ち着きを取り戻しています。先週の債券急落から買い戻されている様子。昨晩でもECB高官からは金利急上昇への対応の必要性など、金利上昇を牽制する発言が目立ちますが、米イエレン財務長官やFRB高官からの長期金利上昇に対する言及がないなかで、今朝未明にブレイナードナードFRB理事は金利急上昇には注視したと言及。警戒感を示し、また早期金融緩和縮小については否定しています。
【金標準先物 日足】
NY中心限月4月限は5営業日続落の後の反発で前日比10.6ドル高の1733.6ドル。国内では夜間立ち合い開始から反発し高値は5967円(3:34)。時間足で見ると週末の金利急騰による安値を再度試す動きで底値確認後に反発の動き。週末に米雇用統計などを控えて様子見ムード気味となるなかで、FRBが長期金利上昇に対する警戒感を示す可能性も意識されつつあるとみられます。週末の金利急騰の動きはイレギュラーなもので、修正に向かい買い戻されると予想してます。
【白金標準先物 日足】
昨日は日中立ち合いで安値4027円(14:46)まで下落。日足新値足陰転値が4040円でありそれを下回りましたが終値は4045円で終わっており辛うじて陰転を免れています。中国では週末5日から全人代が開幕され「第14次五カ年計画」が公表される見通し。全人代を前に原油や銅などの非鉄金属は中国経済指標の低下から高値から調整されましたが、昨日には銅価格なども反発しており景気関連商品は引き続き堅調になるものとみられます。今月に入り4200~4050円のレンジを上下しています。再び安値を割り込む動きには注意は必要ですが、レンジ上抜けを待ちたいところ。
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