昨日29日は新月。大きな動きはありませんでしたが、NY株式は小幅上昇。S&P500種は再び最高値を更新しているのに対して、「金」は国内外直近安値を更新。
米1-3月期GDP改定値は速報値の+0.1%から大幅に下方修正され、前期比-1.0%と事前予想の-0.5%を下回りました。ドルや株式市況にとっては下げ要因となりうる材料でもありますが、1-3月は寒波による悪天候の影響があり、その後の4月以降は景気回復が進んでいるとの見方から下げ幅も限定されました。
株式市場が高値を演じているにもかかわらず、ここ最近再び世界的に長期金利が下落してきています。米国1の0年物国債利回りは2.465%、日本の10年国債利回りは0.57%となっており、米国では昨年6月以来の水準になっています。
今年から金融緩和縮小が始まるということで、昨年末期待感旺盛で買い進まれた株式はいざ今年に入ると伸びが続かず、3%台まで上昇していた長期金利も株価とともに低下傾向をたどっています。昨年末いっせいに株式に資金シフトされてから、こりゃ行き過ぎと今年に入り徐々に国債を買い戻しているという構図が読み取れます。ここまで長期金利が低下してくると、当然今後国債の買いは鈍っていくことと考えられますので、次にシフトされてくるものは・・・。
「長い目で見た金利は低い水準で推移するだろう」
先の ニューヨーク連邦準備銀行のダドリー総裁の発言ですが、このとおりとなるとやはり投機筋は年初に組んだポートフォリオを見直すことが余儀なくされ、来月6月に動きが出てくることになるのでしょうか。
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