2014年5月30日金曜日

長期金利低下

おはようございます。

昨日29日は新月。大きな動きはありませんでしたが、NY株式は小幅上昇。S&P500種は再び最高値を更新しているのに対して、「金」は国内外直近安値を更新。

米1-3月期GDP改定値は速報値の+0.1%から大幅に下方修正され、前期比-1.0%と事前予想の-0.5%を下回りました。ドルや株式市況にとっては下げ要因となりうる材料でもありますが、1-3月は寒波による悪天候の影響があり、その後の4月以降は景気回復が進んでいるとの見方から下げ幅も限定されました。

株式市場が高値を演じているにもかかわらず、ここ最近再び世界的に長期金利が下落してきています。米国1の0年物国債利回りは2.465%、日本の10年国債利回りは0.57%となっており、米国では昨年6月以来の水準になっています。

今年から金融緩和縮小が始まるということで、昨年末期待感旺盛で買い進まれた株式はいざ今年に入ると伸びが続かず、3%台まで上昇していた長期金利も株価とともに低下傾向をたどっています。昨年末いっせいに株式に資金シフトされてから、こりゃ行き過ぎと今年に入り徐々に国債を買い戻しているという構図が読み取れます。ここまで長期金利が低下してくると、当然今後国債の買いは鈍っていくことと考えられますので、次にシフトされてくるものは・・・。

「長い目で見た金利は低い水準で推移するだろう」

先の ニューヨーク連邦準備銀行のダドリー総裁の発言ですが、このとおりとなるとやはり投機筋は年初に組んだポートフォリオを見直すことが余儀なくされ、来月6月に動きが出てくることになるのでしょうか。


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本日の予定

<国内>
08:30 4月全国消費者物価コア指数(前年比予想:+3.1%、3月:+1.3%)
08:30 4月完全失業率(予想:3.6%、3月:3.6%)
08:30 4月有効求人倍率(予想:1.07倍、3月:1.07倍)
08:30 4月家計調査消費支出(前年比予想:-3.4%、3月:+7.2%)
08:50 4月鉱工業生産指数速報(前月比予想:-2.0%、3月:+0.7%)
14:00 4月住宅着工件数(前年比予想:-8.3%、3月:-2.9%)
19:00 5月外国為替平衡操作実施状況
<海外>
07:45 NZ・4月住宅建設許可(前月比予想:-3.5%、3月:+8.3%)
08:05 英・5月Gfk消費者信頼感(予想:-2、4月:-3)
15:00 独・4月小売売上高(前月比予想:+0.2%、3月:+0.1%)            ★
21:00 ブラジル・1-3月期国内総生産(前年比予想:+2.0%、10-12月期:+1.9%)
21:00 南ア・4月貿易収支(予想:-107億ランド、3月:-114億ランド)
21:30 米・4月個人消費支出(PCE)(前月比予想:+0.2%、3月:+0.9%)       ★
21:30 米・4月コアPCE価格指数(前年比予想:+1.4%、3月:+1.2%)         ★
21:30 カナダ・1-3月期国内総生産(前期比年率予想:+1.8%、10-12月期:+2.9%)
22:45 米・5月シカゴ購買部協会景気指数(予想:61.0、4月:63.0)
22:55 米・5月ミシガン大学消費者信頼感指数確定値(予想:82.5、速報値:81.   ★
01:30 メスター次期米クリーブランド連銀総裁講演
03:00 ラッカー米リッチモンド連銀総裁が講演予定(討議参加)
06:00 プロッサー米フィラデルフィア連銀総裁、ウイリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁が討議参加

2014年5月29日木曜日

国内外大商い「金」

おはようございます。
今週で5月が終わります。社内はすでにクールビズで夏の景色です。

昨日6万枚の大商いを演じた「金」は更に下落。買い方の値洗いも悪化しているため、再度本日は整理商いも出てきます。また「白金」も同様に下落し、4,800円を夜間立会いで割り込んでいます。海外市場では別物でも国内は同じ貴金属扱い。「金」の影響が多分にあります。

NY株式は今晩発表される米1-3月期GDPがマイナス成長へと下方修正される見通しから調整安。NY金は前日の余波が残り、安値更新の続落。 1260ドルを割り込み今年1月後半の値位置にいます。NYでも前日の出来高は35万枚で昨晩の推定出来高も30万枚弱と2日にわたり大商いを演じており、玉もほぐれてきていると考えられ上にも下にも値動きしやすくなってきています。テクニカルでは下限を試してきている動き。

フロアポジションは予想通り買い越し増加。バランス的にはまだ増加する余地は十分あり、買い下がっていく展開は変わらないようです。ただ、買い方としては一度反転場面がほしいところですので、反転なくここらで横ばいになってしまうともう一段安を警戒しなければなりません。


 セミナーは今週末。まだ間に合います!
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本日の予定

<国内>
08:50 対外対内証券売買(先週)
08:50 都道府県別預金・現金・貸出金(4月)
08:50 貸出約定平均金利(4月)
08:50 コミットメントライン契約・利用額(4月)
08:50 製造業部門別投入・産出物価指数(4月)
08:50 商業販売統計(4月)
10:30 日本銀行の白井さゆり審議委員が那覇市で講演(14:00から会見)
富士通<6702>、経営方針説明会
<海外>
11:00 亜・フィリピンGDP(1−3月)
16:00 欧・スペインGDP改定値(1−3月)                       ★★
18:30 南ア・生産者物価指数(4月)
20:00 ブ・FGVインフレ率(IGP-M)(5月)
21:30 米・GDP改定値(1−3月)                            ★★★
21:30 米・新規失業保険申請件数(先週)                      ★★
21:30 加・経常収支(1-3月)
22:30 ブ・融資残高(4月)
23:00 米・中古住宅販売成約指数(4月)                       ★

2014年5月28日水曜日

三角持合い 下放れ

おはようございます。
今朝はモヤのなか、視界も悪くジメジメしています。日の光が差し込むとモヤが浄化されるように空気がクリアになってきます。

NY株式は米4月耐久財受注、ケースシラー住宅価格指数が好感され続伸。S&P500種は過去最高値を更新しました。「Sell in May」はどこ吹く風、好調が続いています。実際には昨年の場合は5月は値下がりせず6月に下げ。その前3年間は5月にきれいに値下がりしています。今年は「Buy in May」という方もいますがどうなることでしょうか。

久しぶりに「金」が大きく値下がりしました。NYでは4月から続いた三角持合いを下放れ、1263.2ドルまで下落。NYで見れば今年1月末の1250ドル前後の辺りで落ち着くようにも見えますが、ここ数日は慎重に見極めたいところ。国内では既に今年の1月のレンジまで来ています。

フロアポジションは「金」は大幅に買い越しが増えています。特に昨晩から今朝にかけては一般投資家の買い意欲は旺盛です。おそらくこのまま4,000円まで値下がりしてもこの傾向は変わらないと思います。


【5/26発表 ICE Commitments of Traders Report~5/20現在~】

               ロング    ショート   ネット
北海ブレント原油    254,356    49,700   204,656(前週比 +24,350) 
[マネージドマネー]

マネージドマネー(主にCTA,CPO等ファンドの運用)の買い越し2週連続の増加。


【5/27発表 USDAクロッププログレス】

※作付け進捗率(5/25現在)

        今週発表(前週比)   前年同期    過去5年平均

コーン     88%(+15ポイント)     84%         88%
大豆      59%(+26ポイント)     41%         56%

※発芽率(5/25現在)

コーン     60%(+26ポイント)     49%         64%
大豆      25%(+16ポイント)     12%         27%


本日の予定

<国内>
09:00 黒田日銀総裁が講演(日銀・国際コンファレンス)                ★★
<海外>
09:10 ロックハート米アトランタ連銀総裁講演(ルイジアナ州)
14:00 メルシュ欧州中央銀行(ECB)理事講演(日銀・国際コンファレンス)
14:45 スイス・1-3月期国内総生産(前年比予想:+1.9%、10-12月期:+1.7%)
16:55 独・5月失業率(予想:6.7%、4月:6.7%)                      ★
17:00 ユーロ圏・4月マネーサプライM3(前年比予想:+1.1%、3月:+1.1%)    
18:00 ユーロ圏・5月景況感指数(予想:102.2、4月:102.0)               ★
18:00 ユーロ圏・5月業況判断指数(予想:0.30、4月:0.27)               ★
20:00 米・先週分MBA住宅ローン申請指数(前回:+0.9%)              
22:00 コンスタンシオECB副総裁会見
02:00 米財務省5年債入札(350億ドル)
ブラジル中央銀行が政策金利発表(11.00%で現状維持の予想)

2014年5月27日火曜日

本日の予定

<国内>
08:30 閣議後、閣僚会見予定
08:50 4月企業向けサービス価格
12:45 40年国債入札の結果発表
<海外>
18:30 南ア・1-3月期GDP(前期比年率予想:-0.2%、10-12月期:+3.8%)
21:30 米・4月耐久財受注(前月比予想:-0.6%、3月:+2.6%)
22:00 米・3月S&Pケース・シラー住宅価格指数(前年比予想:+11.75%、2月:+12.86%)
22:00 米・3月FHFA住宅価格指数(前月比予想:+0.5%、2月:+0.6%)
23:00 米・5月消費者信頼感指数(予想:83.0、4月:82.3)
23:00 米・5月リッチモンド連銀製造業指数(予想:5、4月:7)
23:30 米・5月ダラス連銀製造業活動指数(予想:9.1、4月:11.7)
02:00 米財務省2年債入札(310億ドル)

2014年5月26日月曜日

今週の予定

26日(月)
日銀議事録
英株式市場はバンクホリデーで休場
米株式・債券市場はメモリアルデーで休場
インド、モディ氏が首相に就任

27日(火)
米耐久財受注・S&Pケースシラー住宅価格指数(3月)
米消費者信頼感指数(5月)
EU首脳トップ人事で会議
アトランタ連銀総裁、講演

28日(水)
黒田日銀総裁、講演
独雇用統計(5月)
オバマ米大統領、演説

29日(木)
米GDP改定(第1四半期)
米中古住宅販売成約件数(4月)
米新規失業保険申請件数(24日までの週)
カンザスシティー連銀総裁、講演

30日(金)
日本雇用統計・全国消費者物価(4月)
安倍首相、講演
米個人所得支出(4月)
SF連銀総裁・フィラ連銀総裁・リッチモンド連銀総裁、講演

31日(土)
クリーブランド連銀・ピアナルト総裁、退任

1日(日)
中国製造業PMI(5月)
クリーブランド連銀総裁にメスター氏就任

2014年5月24日土曜日

5/23発表 CFTC建玉明細

【5/23発表 CFTC建玉明細 ~5/20現在~ 】

           ロング     ショート     ネット
CME円先物    18,681    72,468     -53,787
NY金       157,398    60,907   96,491 
NY銀        45,967   37,891       8,076 
NY白金      53,957    7,132    46,825
NYパラジウム  28,039      6,218   21,821
NY原油     507,592    97,384   410,208
CBOTコーン  408,808    153,813   254,995
CBOT大豆   223,124    106,226  116,898

「金」は買い越し4,857枚増加。「原油」は買い越し22,469枚増加で2週連続。ただ取組高は増えておらず、ショートカバーが中心の模様。「コーン」は買い越し25,286枚減少で2週連続。USDA後の作付進捗が進んでおり、こちらはロングの減少が中心で3月以来の買い越し水準。
「CMEドル円」は円ショートが減少していますが、それよりも総取組が減少しています。「Sell in May」の影響でしょうか・・・。

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2014年5月23日金曜日

NY白金・パラ 今年最高値

おはようございます。
気持ちのいい雨あがりの朝。暑くなる前の一押しでしょうか。

米製造業PMIで株価は堅調。S&P500は最高値を窺う気配。
昨年この5月から下げ始めた二つの要因《①バーナンキ議長の金融緩和縮小発言②中国製造業PMI50割れによる中国経済悪化懸念》から今年の場合はと懸念されていましたが、今週発表だった米FOMC議事録、中国製造業PMIも事なきを得て難なく消化されています。
本日は安心感も広がり、日本株も買われているといったところでしょうか。

商品市況では、タイのクーデターが気になるところではありますが、依然過剰な在庫状況から東京ゴムの反応は限定的。また貴金属の『雄』となるか、「白金」「パラジウム」は本日もNYは今年の最高値を更新してきています。更なる上昇に期待したいところです。
「金」はまだ持合い脱せず。4,200円近辺の底堅さも確認されますが、上値も逆張りの利食いに圧されて徐々に切り下がっています。

今週末25日のウクライナ大統領選挙、タイの政情などのリスク要因もあり引き続き株価、為替の動向が国内相場の要因となる小幅な値動きの展開です。

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本日の予定

<国内>
08:30 閣議後、閣僚会見予定
5月月例経済報告
<海外>
15:00 独・1-3月期国内総生産改定値(前年比予想:+2.3%)
17:00 独・5月Ifo景況感指数(業況予想:110.9、4月:111.2)
21:30 加・4月消費者物価指数(前年比予想:+2.0%、3月:+1.5%)
22:00 メキシコ・1-3月期国内総生産(前年比予想:+2.1%、10-12月期:+0.7%)
23:00 米・4月新築住宅販売件数(予想:42.5万戸、3月:38.4万戸)
23:00 メキシコ・1-3月期経常収支(予想:-54.68億ドル、10-12月期:-46.6億ドル)

2014年5月22日木曜日

準備は万全に

おはようございます。
昨晩は肌寒さを感じましたが、今朝になると涼しさと日差しのコンビが絶妙のバランスです。

昨日の日銀金融政策決定会合での追加緩和の見送りから、欧州時間でドル安円高が進み、2月以来の100.82円まで下落。しかし、NY時間では株価が反発。株価上昇とともにドルも回復し、またもとの鞘におさまっています。
FOMC議事録公開でも特筆する目新しい材料もなく、市場への影響は軽妙でした。

商品市況は相変わらずレンジ内の小動きですが、そろそろ持合いを抜け出す時間帯に入ってきているのかもしれません。燻っているガスはいづれ引火して爆発します。

フロアポジションは買い越し御三家「金」「白金」「ゴム」。「金」はここ1週間で買い越しを膨らましてきています。一方の「白金」「ゴム」はやや買い越しが減少。またここにきて「トウモロコシ」の買い下がりの手も僅かながらですが増えてきています。


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本日の予定

<国内>
08:50 先週分対外対内証券売買
14:00 5月の日銀金融経済月報公表
14:00 鉄鋼生産(4月)
14:00 民生用電子機器国内出荷(4月)
東武住販<3297>が東証ジャスダックに新規上場(公開価格:1250円)
ソニー<6758>経営方針説明会
東芝<6502>経営方針説明会
<海外>
10:45 中国・5月HSBC製造業PMI速報値(予想:48.3、4月:48.1)
17:00 ユーロ圏・5月総合PMI速報値(予想:53.9、4月:54.0)
17:00 ユーロ圏・4月製造業PMI速報値(予想:53.2、4月:53.4)
17:00 ユーロ圏・5月サービス業PMI速報値(予想:53.0、4月:53.1)
17:30 英・1-3月期国内総生産改定値(前年比予想:+3.1%、速報値:+3.1%)
21:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:31万件、前回:29.7万件)
21:30 米・4月シカゴ連銀全米活動指数(予想:0.00、3月:0.20)
21:30 加・3月小売売上高(前月比予想:+0.3%、2月:+0.5%)
22:00 トルコ中央銀行が政策金利発表(指標レポレートは10.00%で現状維持の見込み)
23:00 米・4月中古住宅販売件数(予想:469万戸、3月:459万戸)
23:00 米・4月景気先行指数(前月比予想:+0.4%、3月:+0.8%)
01:00 バイトマン独連銀総裁講演
05:00 ウイリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁講演
南ア中銀政策金利発表
欧州議会選挙(25日まで)

2014年5月21日水曜日

NYダウ 5月安値更新

おはようございます。
5月の雨はまだ冷えます。

本日の日銀金融政策決定会合での金利据え置き観測からドル円は円高圧力に圧されています。2月初めの101円割れが意識されてきます。

NYダウは2日間買い戻された分を飲み込んで下落、137ドル安で今月の安値を更新しています。MACDはデッドクロスして4日目。戻って12日EMAは取りきれず、下げてきたため戻り売りの展開が濃厚。一段の下げの可能性が高いでしょうか。

商品市況は全般動意薄ですが、上げてきた銘柄はレンジ内から脱せず、「金」は国内先限一代安値を更新し、4,200円割れを示現。一般の手口では買い下がりの手が目立ちますが、チャート上は下追いの流れが強まるかどうかといったところ。

本日の日銀金融政策決定会合、また今晩のFOMC議事録公開で株価が一段安の展開になった場合のリスクオフの流れには警戒が必要と思われます。

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2014年5月20日火曜日

本日の予定

<国内>
12:45 20年付国債入札の結果発表
13:30 3月全産業活動指数(予想:前月比+1.6%、2月:-1.1%)
14:00 日銀金融政策決定会合(21日まで)
14:00 3月景気先行指数改定値(速報値:106.5)
14:30 4月全国百貨店売上高(3月:前年比:+25.4%)
<海外>
10:30 豪準備銀行5月理事会議事録
15:00 独・4月生産者物価指数(前年比予想:-0.9%、3月:-0.9%)
17:30 英・4月消費者物価指数(前年比予想:+1.7%、3月:+1.6%)
17:30 英・4月生産者物価指数・産出(前年比予想:+0.7%、3月:+0.5%)
17:30 英・3月住宅価格(国家統計局)(前年比予想:+9.6%、2月:+9.1%)
01:30 プロッサー米フィラデルフィア連銀総裁講演(経済見通し)
02:00 ダドリー米ニューヨーク連銀総裁講演
プーチン・ロシア大統領が訪中

2014年5月19日月曜日

ヘッジ・ファンドの金の買い越し、直近で、最大減少!

ブルームバーグによると、ヘッジファンドによる金先物の買い越しが過去1カ月で最大の落ち込みを示した。上場投資信託(ETF)を通じた金現物の保有量は2009年以来の低水準となった。
ヘッジファンドなど大口投機家による金の先物とオプションの買い越しは13日終了週に過去3週間で2回目の減少となった。米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによると、買い越しは8.3%減の9万4329枚。世界の上場取引型金融商品(ETP)を通じた金の保有量は9週連続で落ち込み、計約69億ドル(約7000億円)相当の価値が失われた。
金先物相場は3月に付けた半年ぶりの高値から約7%下落。米ゴールドマン・サックス・グループなどはさらに下落すると予想している。
約1兆4000億ドル相当の資産を運用するウェルズ・ファーゴ・アドバイザーズのシニア国際ストラテジスト、サミーア・サマナ氏は15日のインタビューで「全ての主要指標は、堅調で安定した米経済の成長を少なくとも示唆するだろう」と指摘。「年末にかけて金相場は非常に急激に下落する可能性がある。ファンダメンタル(需給関係)の状況は軟化している」と述べた。
ただ、最近のトレードでは、曲がっているように感じるのだが・・・・・

決め手欠く

おはようございます。
初夏の朝、涼しげで気持ちがいいです。

週末のNYは決め手の欠く動き。

 【5/16発表 CFTC建玉明細 ~5/13現在~ 】
           ロング     ショート     ネット
CME円先物    17,471    82,178   -64,707
NY金       157,176    65,542   91,634 
NY銀        46,625   35,088   11,537 
NY白金      51,861    5,656   46,205
NYパラジウム  27,875      5,903     21,972
NY原油     495,080    107,341    387,739
CBOTコーン  453,043    140,762   312,281
CBOT大豆   227,543    100,763  126,780

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本日の予定

<国内>
08:50 3月機械受注(前月比予想:+5.8%、2月:-8.8%)
13:00 マンション発売(4月)
15:30 米倉経団連会が定例記者会見、退任前最後の会見
<海外>
07:45 NZ・1-3月期生産者物価指数・産出(10-12月期:前期比-0.4%)
08:01 英・5月ライトムーブ住宅価格(4月:前月比+2.6%)
11:30 タイ・1-3月期国内総生産(GDP)(前年比予想:+0.5%、10-12月期:+0.6%)
01:10 フィッシャー米ダラス連銀総裁、ウィリアムズ米SF連銀総裁が討論会参加
バーナンキ前FRB議長が講演予定

今週の予定

19日(月)
バーナンキ前FRB議長、講演
ダラス連銀総裁・サンフランシスコ連銀総裁、パネル討論会出席

20日(火)
英消費者物価・生産者物価(4月)
カーニー英中銀総裁、講演
NY連銀総裁・フィラデルフィア連銀総裁、講演

21日(水)
日本貿易収支(4月)
日銀会合・黒田日銀総裁、記者会見
英中銀議事録
米FOMC議事録
イエレンFRB議長・NY連銀総裁・カンザスシティー連銀総裁、講演

22日(木)
日銀月報
中国HSBC製造業PMI速報(5月)
独・ユーロ圏製造業PMI速報(5月)
米新規失業保険申請件数(17日までの週)
米中古住宅販売・景気先行指数(4月)
欧州議会選挙(25日まで)

23日(金)
独Ifo景況感指数(5月)
米新築住宅販売件数(4月)

25日(日)
ウクライナ大統領選挙

2014年5月16日金曜日

満月翌日の全面安

おはようございます。
今朝は澄んだ青空。草木の匂いもだんだんと濃くなってきました。夏はすぐそこ。

15日は満月。人の気が動き出してきています。

米鉱工業生産、住宅市場指数などが予想を下回るとともに、大手企業の決算報告も売られる展開拍車をかけました。NYダウは2日続落の-167ドル安。日経平均も現在-220円まで値下がりしており、14,000円の台割れを防げるかどうかのところまできています。

 商品も全体的には株価の下落に引きずられた様子です。「金」はレンジのなか。伸びた「白金」は抜けの初押しでおさまるか。「コーン」は作付けが遅れているコーンベルト北部での天候回復により作付けの進展が見込めることから続落。インフォーマ社の作付け面積見通しの下方修正も材料視されていないような動きです。

じっくりと機を待ちます・・・。


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2014年5月15日木曜日

米ゴールドマン商品投資アンダーウェートから、ニュートラルへ!

米ゴールドマン・サックス・グループは、2015年にかけて世界の景気回復が進むことから、資産クラスとしての商品には引き続き魅力があるとの見方を示した。
ジェフリー・カリー氏とダミアン・クールベイリン氏率いるゴールドマンのアナリストらは13日付リポートで、商品への1年間の資産配分をアンダーウエイトからニュートラルに引き上げた。ニッケル価格の3-6カ月の見通しと、アルミニウムと亜鉛価格の1年間の予想についても上方修正した。
S&P・GSCIエンハンスト商品指数は年初来で4.2%上昇している。米シティグループは4月に、商品のパフォーマンスが1-3月(第1四半期)に株式と債券を上回ったことを受け、ポートフォリオの多様化に向け商品への投資を今一度真剣に検討する時期だと指摘した

ゴールドに関しては、1050ドルのまま据え置いている

タコメーター上昇し始める

おはようございます。
社内では本日より『クールビズ』。日中はじんわりと汗ばむ陽気ですが、今朝は涼しげ。

NYダウは最高値更新してから3日目となり買いが続かず反落。高値警戒からの確定売り先行と見られます。この流れでいくと、国内株価も上昇は難しく、今週日足で窓をあけて上昇してきた日経平均も26日EMAをはさんで先週との窓埋めをしてくる展開になりそうです。今朝発表になる国内GDP(1-3月期)は消費増税前の駆け込みもあり4.2%(前期比+1.0%)の事前予想。

海外商品は貴金属が上昇。PPI(生産者物価指数)が予想を上回るものとなりインフレヘッジから「金」が買われました。また、南ア情勢から「白金」も前日の流れを引き継ぎ続伸。パラジウムも連れ高となりこちらは高値更新です。
海外貴金属は「金」以外、もち合いから上抜け出してきており、昨日はチャート上からテクニカル的に買われだした様子です。

国内では「白金」がMACD上昇でゼロライン越え。「金」もMACDは上向き。ストキャスはSlow%Dが再び20%を上抜けて来ました。買い仕込み推奨です。

今晩(16日の取引)から証拠金が引き下げになります。特に「金」は今回引き下げ幅が大きいため、値動きに期待したいところです。



本日の予定

<国内>
08:50 1-3月期国内総生産(GDP)1次速報(前期比年率予想:+4.2%、10-12月期:+0.7%)
08:50 3月第3次産業活動指数(前月比予想:+2.2%、2月:-1.0%)
08:50 対外対内証券売買
08:50 3月マネタリーサーベイ
12:45 5年国債入札の結果発表
13:25 黒田日銀総裁が講演予定
16:25 経済財政諮問会議
<海外>
14:30 仏・1-3月期国内総生産(GDP)速報値(前年比予想:+0.9%、10-12月期:+0.8%)
15:00 独・1-3月期国内総生産(GDP)速報値(前年比予想:+2.5%、10-12月期:+1.3%)
18:00 ユーロ圏・4月消費者物価指数改定値(前年比予想:+0.7%、速報値:+0.7%)
18:00 ユーロ圏・1-3月期域内総生産(GDP)速報値(前年比予想:+1.1%、10-12月期:+0.5%)
21:30 米・5月NY連銀製造業景気指数(予想:6.00、4月:1.29)
21:30 米・4月消費者物価指数(前年比予想:+2.0%、3月:+1.5%)
21:30 米・4月消費者物価コア指数(前年比予想:+1.7%、3月:+1.7%)
21:30 米・前週分新規失業保険申請件数(予想:32万件、前回:31.9万件)
21:30 ダドリーNY連銀総裁あいさつ
22:00 米・3月対米証券投資・長期有価証券(株式スワップ等除く)(予想:+350億ドル、2月:+857億ドル)
22:15 米・4月鉱工業生産指数(前月比予想:0.0%、3月:+0.7%)
22:15 米・4月設備稼働率(予想:79.1%、3月:79.2%)
23:00 米・5月フラデルフィア連銀景況指数(予想:14.0、4月:16.6)
23:00 米・5月NAHB住宅市場指数(予想:49、4月:47)
(日本時間16日午前7時10分 イエレン米FRB議長講演「小規模企業と経済」)

満月前夜

おはようございます。
朝は湿り気のある空気。梅雨ほどではありませんが、梅雨を思うと気が滅入ります。

商品市場はほぼ全面高の入電。まだレンジ内の値動きですが、株価上昇によるリスクオンムードがこちら側に寄ってきているのでしょうか?
米小売売上高は事前予想を下回り、株価の値動きは小幅高にとどまりました。NYダウは日足チャート上は上抜けた形になっていますが、ファンダメンタルズ面で後押しがほしいところ。

コーンはシカゴ5月限+5.75セント、7月限+3.25セント。昨日お伝えしたとおり、全体の作付け進捗率は前週から大幅に進んできたものの、平年並み又は平年以上のアイオワ州、イリノイ州に対して、ミネソタ州、ウィスコンシン州、ミシガン州、ノースダコタ州などの北部地域は平年の進捗を下回っており、天候面からもまだ進捗回復の見込みも見られないことから反発材料となっています。

国内チャートで見ると、ゴールデンクロス後MACD上昇中は「白金」「ゴム」「金」。クロス前ですが、ボトムアウトし、MACDが上向き出したのは「原油」。「とうもろこし 」はMACD下降中、ボトムアウトを探っています。

週末からは「金」「白金」「ゴム」「原油」「ガソリン」「灯油」の証拠金が下がります。ボラティリティの回復も近そうです。


【5/12発表 ICE Commitments of Traders Report~5/6現在~】

               ロング    ショート   ネット
北海ブレント原油    232,827    60,497   172,330(前週比 -34,563) 
[マネージドマネー]

マネージドマネー(主にCTA,CPO等ファンドの運用)の買い越し4週連続の増加はストップ。




本日の予定

国内>
08:50 4月企業物価指数(前年比予想:+4.0%、3月:+1.7%)
15:00 4月工作機械受注速報(3月:前年比+41.8%)
<海外>
07:45 NZ・1-3月期小売売上高(前期比予想:+0.9%、10-12月期:+1.2%)
17:30 英・4月失業率(予想:3.3%、3月3.4%)
17:30 英・1-3月失業率ILO基準(予想:6.8%、12-2月:6.9%)
18:00 ユーロ圏・3月鉱工業生産(前月比予想:-0.3%、2月:+0.2%)
18:30 英国中央銀行が四半期物価報告を公表
20:00 米・前週分MBA住宅ローン申請指数(前回:5.3%)
20:00 南ア・3月小売売上高(前年比予想:+2.2%、2月:+2.2%)
21:30 米・4月生産者物価指数(前年比予想:+1.7%、3月:+1.4%)
21:30 米・4月生産者物価コア指数(前年比予想:+1.4%、3月:+1.4%)

2014年5月13日火曜日

USDA クロッププログレス(5/12発表)

 ※作付け進捗率(5/11現在)

        今週発表(前週比)   前年同期    過去5年平均

コーン     59%(+30ポイント)     26%         58%


大豆      20%(+15ポイント)     5%         21%


※発芽率(5/11現在)

コーン     18%(+11ポイント)     5%         25%



もち合い抜け

おはようございます。
雨上がりの朝は、梅雨を思わせるほどのジメジメ感があります。

週末のウクライナ東部ドネツク州の住民投票で親ロシア派圧勝の結果を受け、週明け時間外市場では急落して始まったドル建て貴金属ですが、投票結果を認めないウクライナ政府や欧州・米国の対立姿勢が再び逃避買いを誘い、NY金は+8.2ドル、NY白金は+12.0ドル。白金は南ア国内の要因も重なっています。

そのなか、NY株価は続伸。NYダウ、S&P500種は最高値を更新し、日足チャートで下値切り上げの三角もち合いから上抜けてきました。米景気見通しに楽観的な見方が強まり、ウクライナ情勢のリスク要因を跳ね飛ばしています。

ドル円も現在102円18銭。今のレンジの動きに入り3ヶ月以上経過しています。

市場は方向性が定まらないまま推移しています。しかし、何かのきっかけで暴発する可能性は十分あり、それが日に日に近づいてきているのは確かではないでしょうか?


本日の予定

<国内>
08:50  マネーストック(4月)
10:00  営業毎旬報告(5月10日現在)
14:00  移動電話国内出荷(3月)
17:00  日本銀行が保有する国債の銘柄別残高
<海外>
13:30 米・アトランタ連銀総裁が講演(リヤド)
14:30 中・鉱工業生産指数(4月)
14:30 中・小売売上高(4月)
14:30 中・固定資産投資(都市部)(4月)
16:15 スイス・小売売上高(3月)
18:00 独・ZEW景気期待指数(5月)
21:30 米・小売売上高(4月)
23:00 米・企業在庫(3月)
23:30 米・リッチモンド連銀総裁が講演

2014年5月12日月曜日

本日の予定

<国内>
08:50 3月国際収支(経常収支)(予想:+3477億円、2月:+6127億円)
14:00 4月景気ウォッチャー調査(先行き予想:40.0、3月:34.7)
<海外>
10:30 豪・4月NAB企業景況感(3月:1)
21:00 印・3月鉱工業生産(前年比予想:-1.5%、2月:-1.9%)
01:00 プロッサー米フィラデルフィア連銀総裁が講演予定
03:00 米・4月財政収支(予想:+1140億ドル、13年4月:+1129億ドル)
欧州連合(EU)外相理事会
インド下院総選挙(投票最終日、16日開票)

今週の予定

12日(月)
日本国際収支(3月)
インド下院総選挙(投票最終日)
プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁 会合あいさつ

13日(火)
シンガポール市場休場
中国鉱工業生産・小売売上高(4月)
ドイツZEW景況感(5月)
米小売売上高(4月)
ロックハート・アトランタ連銀総裁 講演
ラッカー・リッチモンド連銀総裁 会合あいさつ

14日(水)
英中銀四半期インフレ報告
英ILO基準失業率(3月)
ユーロ圏鉱工業生産(3月)

15日(木)
日本実質GDP(第1四半期・一次速報値)
黒田日銀総裁 講演
ドイツ、フランス、ユーロ圏GDP・速報値(第1四半期)
ユーロ圏消費者物価指数・改定値(4月)
NY連銀製造業景気指数(5月)
米消費者物価指数(4月)
米鉱工業生産・設備稼働率(4月)
フィラデルフィア連銀景況指数(5月)
ダドリー・ニューヨーク連銀総裁 会合あいさつ

16日(金)
イエレンFRB議長 講演
ユーロ圏貿易収支(3月)
米住宅着工件数・住宅建築許件数(4月)
ミシガン大学消費者信頼感・速報値(5月)
ブラード・セントルイス連銀総裁 講演
インド下院総選挙(開票)

2014年5月10日土曜日

ガスがたまる燃焼室

おはようございます。
さわやかな5月らしい朝です。

NYダウは三日続伸となり、引値ベースでの史上最高値を更新して16583.34ドルで終了。良好な米経済を背景に堅調な値動き。11日に予定されているドネツク州の住民投票などウクライナ情勢にはリスク要因があるため、最高値更新ながらも高値警戒感は拭いきれずの週末です。

昨晩のWBSの番組中『Sell in May Go Away』 について触れていました。ウォール街の格言も過去の経験則上は確かに下落する傾向があるが、ITの進歩により投資家はバケーション先からスマホやタブレットを使って簡単に即座に市場からの撤退が出来るとのことから現在では『Sell in May』は当てはまらないと断言する強気のファンドマネージャーのコメントがありました。ポジショントークかなと思わせるところも多分にありますが、過去からの市場構造の変化は確かに見逃すことはできません。しかし、経験上会社のデスクで相場に向き合っている時と旅行先から携帯・スマホで相場を見ている時の緊急時の対応は同じようにというのは無理な話。個人的にはやはり『Sell in May』は根強いものと思われます。

商品市況は手掛かり難。貴金属は大きな要因はなく、小幅安。北海ブレント原油は109ドル近くまで上昇していたものの、高値を維持できず反落し、108ドルを割れて終了。

USDA需給報告のあった穀物では、コーンが米国2013/14旧穀年度の期末在庫が下方修正され、発表直後に年初来高値更新を試す動きも見られましたが、市場予想を上回る2014/15新穀年度の生産高・期末在庫、また世界全体の生産高増加の見通しから反落する結果となりました。

株式・商品など市場全体が爆発する動きを抑え込まれている印象です。上に抜けるか下に抜けるかは神のみぞ知るところですが、不完全燃焼のガスがエンジン燃焼室でくすぶっておりブスッブスッと少しずつ漏れ出してきている感じがします。エンジンが吹き上がるのはもう間近・・・。


【5/9発表 CFTC建玉明細 ~5/6現在~ 】
           ロング     ショート     ネット
CME円先物    20,381    81,109   -60,728
NY金       160,982    63,026   97,956 
NY銀        45,772   35,393   10,379 
NY白金      49,285    6,478   42,807
NYパラジウム  27,478      5,628     23,219
NY原油     492,901    109,808    383,093
CBOTコーン  451,148    125,878   325,270
CBOT大豆   224,992     94,572    130,420

買い越し増加は「金」「白金」「コーン」。逆に買い越し減少は「原油」「大豆」。ドル円も円買いの動きが進んでいます。値動きは今だレンジ内であり、ファンドポジションからの過熱感は今のところどの銘柄にも見られません。






 

5月 USDA

【5/9発表 USDA需給報告 】

◎米国2014/15生産高予想(単位:100万ブッシェル)
       今月発表     予想平均(レンジ)    前年実績
コーン    13,935    13,736(13,570~13,933)   13,925        

大豆      3,635     3,551(3,289~3,640)    3,289  
     
 ◎米国2014/15期末在庫(単位:100万ブッシェル)
        今月発表     予想平均(レンジ)    
コーン     1,726     1,618(1,017~2,354)        
大豆       330       299(200~418)       

 ◎世界全体期末在庫(単位:100万トン)

             今月発表  予想平均(レンジ)    前月発表
コーン  2013/14   168.4   157.8(156.0~161.2)    158.0   
      2014/15   181.7   160.1(149.9~175.0)    
大豆   2013/14   66.98   68.70(67.30~73.00)    69.40
              2014/15   82.23    80.90(72.00~95.00)  

米国2014/15年度の生産高予想はコーン・大豆ともに事前予想の平均を上回る予想レンジの上限いっぱいの数字となりました。期末在庫も予想平均を上回っています。
世界全体の需給ではコーンが予想を大幅に上回る期末在庫です。大豆は予想の範囲内となっています。  

 

2014年5月9日金曜日

穀物 作付け進捗


今週5日に発表されているコーン作付け進捗率は29%で前週比10ポイント上昇。

     同期比は・・・  前年同期 11%  過去5年平均 42%

昨年よりは進捗は進んでいますが、過去5年平均から見るとかなりの出遅れです。

【シカゴコーン月足】
【東京とうもろこし月足】

NYダウ 高値更新ならず

おはようございます。
南風が夏を徐々に運んできています。今週末もGWに続き、行楽日和。

ECBドラギ総裁がユーロ高に対し懸念を表明。景気回復見通しから一時2011年10月以来の1.40台に上昇したユーロドルでしたが、その後「6月に行動の用意」との発言で追加金融緩和の可能性が浮上し大幅に下落。ユーロ円も142.30円台から140.50円台へと下落しています。

米国株式市場はマチマチの展開。立会い中はNYダウは4月につけた最高値まであと約10ドルの16622ドルまで上昇しましたが、後続する動きが見られず16550.97ドルで引けています。先週末の動きと同様に上げては高値警戒による手仕舞い売りが重く圧し掛かっています。6月期末前の季節要因はそう簡単に覆すことができずにいます。
ウクライナ情勢では、 ウクライナのトゥルチノフ大統領代行とヤツェニュク首相が8日、国の統一に向けた円卓会議の創設を提案する声明を発表しました。欧州安保協力機構(OSCE)の協力を得てとのこと。欧州側寄りの提案に対して、露プーチン大統領の出方はどうなるか。プーチン大統領の延期提案を無視し、ドネツク州の親ロシア派は住民投票を予定通り11日に強硬実施する見通しで、週末のリスク要因となっています。

商品相場は全体小幅な値動き。本日、中国の消費者物価・生産者物価指数の発表で動きがでるかどうか。また、今晩はUSDA需給報告があります。


 【5/9発表 USDA需給報告 事前予想】

◎米国2014/15生産高予想(単位:100万ブッシェル)
                   予想平均(レンジ)    前年実績
コーン    2014/15    13,736(13,570~13,933)   13,925        

大豆     2014/15      3,551(3,289~3,640)    3,289  
     
 ◎米国期末在庫(単位:100万ブッシェル)
                 予想平均(レンジ)    前月発表
コーン    2013/14     1,316(1,231~1,435)     1,331
        2014/15     1,618(1,017~2,354)        
大豆     2013/14      132(125~146)       135
        2014/15      299(200~418)       

 ◎世界全体期末在庫(単位:100万トン)

                   予想平均(レンジ)    前月発表
コーン    2013/14     157.8(156.0~161.2)    158.0   
         2014/15     160.1(149.9~175.0)    
大豆     2013/14      68.70(67.30~73.00)    69.40
                  2014/15       80.90(72.00~95.00)    

本日の経済指標

【韓国】
*韓国中銀政策金利 10:00
予想 2.50% 現行 2.50%

【中国】
*生産者物価指数(4月)10:30
予想 -1.9% 前回 -2.3%(前年比)

*消費者物価指数(4月)10:30
予想 2.1% 前回 2.4%(前年比)

【日本】
*景気先行指数・速報値(3月)14:00
予想 106.7 前回 108.9

*景気一致指数・速報値(3月)14:00
予想 114.0 前回 113.0

【ユーロ圏】
*ドイツ貿易収支(3月)15:00
予想 174億ユーロ 前回 163億ユーロ

*ドイツ経常収支(3月)15:00
予想 149億ユーロ 前回 139億ユーロ

【英国】
*商品貿易収支(3月)17:30
予想 -9000百万ポンド 前回 -9094百万ポンド

*鉱工業生産(3月)17:30
予想 -0.2% 前回 0.9%(前月比)
予想 2.4% 前回 2.7%(前年比)

*製造業生産高(3月)17:30
予想 0.3% 前回 1.0%(前月比)
予想 2.9% 前回 3.8%(前年比)

【カナダ】
*失業率(4月)21:30
予想 6.9% 前回 6.9%

*雇用者数(4月)21:30
予想 13.5千人 前回 42.9千人

【米国】
*卸売在庫(3月)23:00
予想 0.5% 前回 0.5%(前月比)

2014年5月8日木曜日

もち合い 抜けず

おはようございます。
季節はずれの花粉症。目に見える埃や塵ならば納得がいきますが、目に見えない敵と戦うのはたいへんつらいです。

昨晩のイエレンFRB議長のハト派的内容の発言から株価は前日の下げから切り返し。また露プーチン大統領のウクライナ紛争解決に向け前向きと捉えられる発言からリスクに対する警戒感も薄れたようです。株価とは対照的に「金」は下落。結局レンジは抜け出せないまま。

「NY金」は1,300ドルを挟んで往ったり来たりの往来相場。「東京金」も4,200円強から4,300円弱でレンジが出来てしまっています。

フロアポジションは「金」はGW明けに売り越しに。昨晩から今日にかけてはまた買い戻してきており、手口もレンジ対応型になっているようです。


本日の予定

<海外>
10:30 豪・失業率(4月)
10:46 中・貿易収支(4月)
16:15 スイス・消費者物価指数(4月)
19:00 独・鉱工業生産指数(3月)
20:00 英・英中銀(BOE)政策金利(5月)
20:45 欧・ECB政策金利(5月)
21:00 米フィラデルフィア地区連銀総裁が金融政策について講演
21:30 米・新規失業保険申請件数(先週)
21:30 欧・ECB記者会見
22:30 米・タルーロFRB理事がシカゴ地区連銀主催の会合で講演

2014年5月7日水曜日

連休明けは「金」「白金」高

おはようございます。
日中の日差しは夏を想わせてくれますが、朝の冷え込みには春が残っています。

本日、GW明けの東京市場はNY時間2日(金)・5日(月)・6日(火)三日分の入電です。日本時間2日夜に発表された米雇用統計は予想を上回る数字となりました。しかしながら、NYダウなどの株価、ドル円は発表直後に瞬間高値をつけたあと、追随買いは続かず、昨晩には高値水準は維持できず下落、ドル円は再び101円台へと円高が進んできました。

NYダウの日足MACDはデッドクロス。16500ドルを越えてからは高値警戒感は強く、またも押しつぶされてしまいました。しかし、チャートで見る限りまたトライして来そうにも見え、下値切り上げ型の三角持合いのなかでしょうか。ドル円も上下抜けきれず、101~104円のレンジの攻防。

貴金属では「NY金」は中局持ち合いのなかですが、MACDゴールデンクロス後EMAも上を向き出しました。4月の高値1330ドル越えに向かってくれるかどうか?白金を先行指標と捉えるならば、可能性も十分高いと見ます。「東京金」は4300円乗せが鬼門。


【5/2発表 CFTC建玉明細 ~4/29現在~ 】
           ロング     ショート     ネット
CME円先物    13,846    84,198   -68,716
NY金       147,769    62,542   85,227 
NY銀        46,103   34,052   12,051 
NY白金      47,024    6,881   40,143
NYパラジウム  28,022      4,803     23,219
NY原油     522,018    119,691    402,327
CBOTコーン  450,285    127,936   322,349
CBOT大豆   244,851    85,992    158,859

「金」は2週連続で買い越し増加。また穀物トウモロコシ・大豆がまた買い越しを強めてきました。



【5/6発表 ICE Commitments of Traders Report~4/29現在~】

               ロング    ショート   ネット
北海ブレント原油    254,383    47,490   206,893(前週比 +332) 
[マネージドマネー]

マネージドマネー(主にCTA,CPO等ファンドの運用)の買い越しが微増ながら4週連続の増加。

2014年5月2日金曜日

4月 米雇用統計

失業率 6.3% (事前予想 6.6%)
非農業部門雇用者数 28万8000人増 (事前予想 21万8000人増)

予想を上回る数字となりました。
ドル高・株高となり、ドル円は一時103円にタッチ。ドル建て金は1273ドルまで瞬間下落。


GW前に米雇用統計

おはようございます。
晴れ晴れとした五月晴れです。春を飛び越えてもうすでに初夏の様相。

昨晩、欧州各国はメーデーのため祝日。薄商いの時間帯からNY時間を迎えました。
米新規失業保険申請件数、3月の建設支出はややマイナス要因となったものの、4月ISM製造業景況指数、3月個人支出はプラス要因となりました。NYダウは前日比-21.97ドルですが全体的には堅調な展開で終わっています。

「金」は軟調に推移。4/24NY時間につけた安値水準試そうか・・といった様子です。
GW後、個人的には楽観論が浮上する可能性があるのではと警戒しています。株価が高値を更新することとなり、『Sell in May』の警戒感が薄れるような株価の吹き上がりがあってもおかしくないのではと考えています。そうなると「金」は逆となり、下げやすくはなりますが、4/24の値動きから見ても、瞬間的な安値を出すことはあっても、買い支えの抵抗もかなりあると見ます。国内市場では、
取組上からすると4,200円割れは今のところ、岩盤のように考えられます。

結論がGW明けに出てきます・・・・。

また、今晩は米雇用統計の発表です。リアルな情報をお聞きになりたい方はご連絡ください。




本日の予定

<国内>
08:30 失業率(3月)
08:30 家計調査(3月)
08:30 有効求人倍率(3月)
08:50 マネタリーベース(4月)
08:50 対外対内証券売買(先週)
10:00 営業毎旬報告(4月30日現在)
17:00 日本銀行が保有する国債の銘柄別残高(4月末)
17:00 日本銀行による国庫短期証券の銘柄別買入額(4月末)
<海外>
10:30 豪・生産者物価指数(1-3月)
14:00 印・HSBC製造業PMI(4月)
17:00 欧・製造業PMI(4月、改定値)
18:00 欧・失業率(3月)
21:30 米・失業率(4月)
21:30 米・非農業部門雇用者数(4月)
23:00 米・製造業新規受注(3月)

2014年5月1日木曜日

5月の傾向は・・・?

こんばんは。
雨もあがり、GWは絶好の行楽日和になりそうです。

4/26の当社セミナーへのご来場をいただきありがとうございました。また、お申し込みいただきましたが当日お見えになれなかった方々には、当日資料を郵送いたしますので、またご参加ください。

さて、4月は「金」のボラティリティも低く、難儀な一ヶ月でした。しかし、5月は色々と波乱もありそうです。昨晩の米ADP、米GDP、米FOMC、そして週末明日には雇用統計が控えています。また特に私たち日本国内の市場で取引している者にとって一番のリスク要因は大型連休(GW)です。この前後の動き方によって5月の動きが決定付けられることもあります。例年のGW前後の値動きの傾向を振り返り抑えておく必要はあると思います。

各月の傾向とそこからの展望を簡単にまとめたレポートを、ご希望の方にお送りしていますので、ご要望がありましたらお問い合わせください。

今夜の注目!!

日本以外の市場は、休場で欧州市場もロンドン以外は休場になる

NYタイム待ちです

今夜の注目は、21:30からの、イエレンFRB議長の講演です

明日の米雇用統計の前だけに極端な動きはないと思われるが、

FOMCの後の講演でタカ派な発言がでるようだとボラが高くなる

*新規失業保険申請件数(26日までの週)21:30
予想 320千件 前回 329千件

*個人所得(3月)21:30
予想 0.4% 前回 0.3%(前月比)

*個人支出(3月)21:30
予想 0.6% 前回 0.3%(前月比)

*PCEデフレータ(3月)21:30
予想 0.2% 前回 0.1%(前月比)
予想 1.1% 前回 0.9%(前年比)

*PCEコアデフレータ(3月)21:30
予想 0.2% 前回 0.1%(前月比)
予想 1.2% 前回 1.1%(前年比)

*ISM製造業景気指数(4月)23:00
予想 54.3 前回 53.7

*建設支出(3月)23:00
予想 0.5% 前回 0.1%(前月比)

経済指標の時間帯にも注意が必要だ

100億ドル縮小決定

              FOMC声明 変更点
              3月          4月
経済活動 悪天候が一因で鈍化     ここに来て回復


家計支出 続伸              上昇ペースを加速


設備投資 続伸              小幅低下


 これで、資産買取額は月450億ドル

本日の予定

<国内>
14:00 自動車販売(4月)
15:30 財務省、税収実績(3月末)
<海外>
10:00 中・製造業PMI(4月)
15:00 英・住宅価格指数(ネーションワイド)(4月)
17:30 英・製造業PMI(4月)
20:30 米・チャレンジャー人員削減数(4月)
21:30 米・イエレンFRB議長が講演
21:30 米・個人所得(3月)
21:30 米・個人消費支出(3月)
21:30 米・個人消費支出(PCE)価格コア指数(3月)
21:30 米・新規失業保険申請件数(先週)
23:00 米・ISM製造業景気指数(4月)
23:00 米・建設支出(3月)
24:00 米・自動車販売(4月)