週明けNY市場では原油価格が大幅下落。ロシアとウクライナの停戦交渉進展への期待や新型コロナウイルスの感染が再拡大する中国での需要に対する不安から3/1以来に100ドルを一時割り込んでいます。15日の本日再びロシアとウクライナの停戦交渉がオンライン形式でおこなわれますが、進展が確認されればさらに深押ししてくる可能性も出てきます。
本日15日から16日に開かれる米FOMCでは政策金利0.25%の引き上げ予想が98.3%。インフレ抑止の観点から米FRBの金融引き締め姿勢は変わっていないとみられます。欧州でも景気減速不安がありつつもインフレ対応を重視しており、経済の好調さを維持する米国にとってもインフレ対応が最優先事項とみられます。昨晩の米株式市場ではNYダウがほぼ横ばい。米FOMC前の手控えムードですが、ロシアとウクライナの停戦交渉進展が伝えられると一時急反発していることから、目先はウクライナ情勢のヘッドラインのほうが金融政策よりも影響が大きいのかもしれません。NYダウは前日比1.05ドル高の32945.24、ナスダックは前日比262.588ポイント安の12581.220、S&P500は前日比31.20ポイント安の4173.11。
【金標準先物 日足】
停戦交渉進展への期待からNY金4月限は週末から週明けまで続落。ロシアのウクライナ侵攻、米欧のロシア産原油禁輸への動き、ロシアへの追加制裁(SWIFT制裁)によるロシア債デフォルトへ懸念など、材料も立て続けに捲し立てNYでは2000ドル突破を突破し、NY金の総取組高は63万枚台。CFTC建玉明細ではコロナ渦後、2番目となる投機筋の買い越し枚数に達しています。相場を押し上げてきた源になっている反面、勢いが止まると押し上げる要因よりも徐々に潜在的な売り圧力となってくる可能性があります。原油価格は3/1の水準まで反落してきており、取組内容の観点からすれば調整安が強いられやすい局面に差し掛かっているとみられます。明日16日のFOMC終了後にもさらに調整安に見舞われる展開を予想しています。【白金標準先物 日足】
白金価格も原油価格同様、3月初めの水準まで反落してきています。遅行線から下げ止まりを予想するのであれば3700円台。年末に向けてのインフレ圧力は継続していくものとみられるため3700円台辺りからまたぼちぼち狙っていくつもりで様子見。
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