おはようございます。
週末の米株式市場はハイテク株が主導し堅調推移。NYダウは前日比179.08ドル高の36100.31ドルで反発。ハイテク株中心のナスダックは156.677ポイント高の15860.958で2日続伸。S&P500は前日比33.58ポイント高の4682.85でこちらも2日続伸となっています。週末に発表された米ミシガン大消費者景況感指数は66.8と10年ぶりの低水準に落ち込み市場予想を下回りました。インフレによる生活水準の低下を懸念する見方も強まっています。ワシントンポスト紙の調査で米バイデン大統領の支持率が41%に低下との報道が出ていますが、インフレによる景気減速を招かぬよう政権のかじ取りが今後注目されてきそうです。戦略備蓄在庫の放出などサプライチェーン問題への取り組みが重要視されます。そのなかでバイデン大統領はインフラ投資法案に本日15日に署名する見通しです。米イエレン財務長官は新型コロナを収束させることがインフレを下げるのに重要とTVインタビューで発言し、経済対策が物価上昇させる懸念を否定する見解を示しています。米長期金利は米消費者景況感指数が低下しやや利上げ観測が後退して低下。
本日注目材料の中国経済指標は10月鉱工業生産は3.5%(前回3.1%予想3.0%)、10月小売売上高は4.9%(前回4.4%予想3.7%)と改善を示し予想を上回る内容。
【金標準先物 日足】
週末のNY金12月限セツルメントは前日比4.6ドル高の1868.5ドル。今朝アジア時間のオープニング直後直近高値1871.4ドルを超える1872.6ドル(8:00)に一時上伸しましたが、現在は1862ドル近辺での値動きとなっており、国内大阪取引所でも6838円(8:45)と直近高値を更新後、反落しています。週末の夜間立ち合いで6757円(12日19:43)まで反落しましたが再び6800円台を回復していることからも下落局面では下支えされる見方も強まりそうです。NY総取組高は11日時点で606,890枚と連日の増加で60万枚を超えたのは2020年7月以来でインフレヘッジの動きが強まっているとみられます。今週は米10月小売売上高、またFRB人事も近々発表される可能性もあり、為替を含め材料視されそうです。
【白金標準先物 日足】
週末日中立ち合いで4000円に達してから夜間立ち合いで3901円(18:18)まで反落。その後3981円(本日8:48)まで戻るも「金」同様に、今朝の朝寄付きからはやや軟調にすいいしています。ただ3895円に位置している200日移動平均線を上回っている点、またNY取組高も増加傾向となっている点からベクトルは上向き変化していると考えてます。
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