2024年3月29日金曜日

金 年度末に史上最高値を更新

おはようございます。

本日で2023年度が終了、来週から新年度となります。
米市場は今晩29日はグッドフライデー(聖金曜日)のため休場。昨晩は連休前で短縮取引でした。四半期末の期末要因のポジション調整も含めて米株式市場ではダウ、S&P500が最高値を更新するかたちとなりました。NYダウは前日比47.29ドル高の39807.37ドル、S&P500は前日比5.86ポイント高の5254.35で終了、ナスダックは若干下げ前日比20.062ポイント安の16379.458で取引を終えています。米時間朝方発表された米10-12月期GDPが上方修正され米景気に対する楽観的な見方が広がったようです。今晩は米個人消費支出物価指数(PCE)の発表やパウエルFRB議長の発言機会があるなどの材料を控え様子見ムードで米市場はイースター休暇の連休を迎えます。

【NY金 日足】

【OSE金標準先物 日足】
中心限月に移行するNY金6月限は前日比25.7ドル高の2238.4ドルで史上最高値を更新。国内OSE金標準先物2月限も夜間立ち合い終了(06:00) で史上最高値10,888円をつけ、年度末を迎えました。米市場連休前の期末要因としてのポジション整理との見方も少なくありませんが、昨晩は欧州通貨安・新興国通貨安でドルインデックス上昇の中にもかかわらず、ドル建て金価格は高値水準を維持していました。NY総取組高は50万枚程度で顕著に増加しているわけではないため短期投機筋の売買による上昇とみられますが、アルティス・フランスに絡んだ欧州CLO市場に対する信用不安が欧州市場で広がっており「金」の押し上げ要因になっているためユーロ安でユーロ建て金価格が上昇していたため、ドル高・ドル建て金価格上昇といった動きになっていたため円建て金価格も上値を追う展開となりました。本日の日本時間ではイースター休暇のためドル建て金市場の値動きはありませんが、最高値を追う展開となっています。







 

 

 

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2024年3月25日月曜日

金 財務相152円台けん制

 週末の米株式はナスダックが3日連続で史上最高値を更新するもダウは5日ぶりに反落。ドル円は本日、神田財務官の発言で介入警戒感が強まり1ドル151円20銭台でドル高円安の動きは抑えられています。

【NY金 日足】

【OSE金標準先物 日足】
週末のNY金は3日ぶりに反落し前日比24.7ドル安の2160.0ドルでの入電。週末に主に人民元安からドルインデックスが上昇、ドル高によってドル建て金価格の上値が抑えられています。本日日本時間で、人民元基準値が高く設定されたことで人民元が反発しドル安から2179.5ドルまで反発しましたが、15:15国内商品の引値時間では2168.7ドルまで下落してきています。国内OSE金標準先物2月限は前日比54円安の10538円で取引を終了。NY金は2225ドルに達した3/21時点でも総取組高の増減がほぼなく週末の3/22時点では推定で52万枚台に減少。2200ドルの商いは『空中戦』の様相で積み上がっているものではないようです。NY金日足ではMACDがデッドクロスしておりやや調整か?この間にドル円でドル高円安が進めば国内は高値水準を維持してきますが151円後半でドル円はやや頭打ちしているとみられ、まだ調整日柄中かもしれません。

【NY白金 日足】

【OSE白金標準先物 日足】
白金はレンジ商いが続いています。総取組高も減っており振れ幅が小さくなってきています。きっかけ待ちの様子。











 

 

 

 

 

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2024年3月15日金曜日

金 インフレ強く消費が弱い米経済

 昨晩発表された米2月生産者物価指数(PPI)は市場予想を上回り前月比+0.6%と根強いインフレを示しました。また同時に発表された米2月小売売上高は前月比+0.6%とこちらは市場予想(+0.8%)を下回っています。「インフレが強く消費が弱い最悪の組み合わせ」として株価は嫌気し下落。NYダウは前日比137.66ドル安の38905.66ドル、ナスダックは前日比49.237ポイント安の16128.529、S&P500は前日比14.83ポイント安の5150.48。債券は売られ米10年国債利回りは4.29%と2週間ぶりの高水準まで上昇。根強いインフレ圧力でドルも上昇し1ドル148円台を回復。

【NY金 日足】

【金標準先物 日足】
NY金4月限は前日比13.3ドル安の2167.5ドルでの入電。安値は2157.0ドルと直近の安値2156.2ドル(3/12)を下回ることなく下支えられました。PPIが予想を上回り強いインフレが示され早期利下げ観測は後退しましたが、中長期で見れば根強いインフレであり、金本来の『インフレヘッジ』が機能しています。2180ドルを回復した前日13日のNY総取組高は540,654枚と2200ドルに達した3/8の534,119枚を上回る規模で資金流入しているとみられ、再度最高値をうかがう展開となるか?本日のOSE金標準先物2月限終値は前日比34円高の10339円で終え、終値ベースで史上最高値を更新しています。昨日14日の国内総取組高は39,000枚台と過熱感はなく一般の買い手口は減少しています。
 

【NY白金 日足】

【白金標準先物 日足】
NY白金4月限は前日比9.2ドル安の935.7ドルと反落しましたが200日移動平均線上を維持。OSE白金標準先物2月限は終値は前日比4円安の4416円と小幅安で取引を終えています。緩やかに上昇基調を維持しているとみています。







 

 

 

 

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