米追加利上げ再燃

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おはようございます。

イエレンFRB議長が議会証言で追加利上げの可能性を示唆し、追加利上げ観測が再燃。2/3の米雇用統計の結果を受けて追加利上げ観測が後退していたため、市場は反応しドル高が進んでいます。次回FOMCの予定は3/14・15で早ければここで追加利上げされるか・・・。

米株式は4日連続高。NYダウは前日比92.25ドル高の20504.41ドル。議会証言でFRBの追加利上げ観測が強まり長期金利が上昇して、金融株主導で上昇。昨晩はトランプ大統領側近のフリン大統領補佐官の辞任が伝えられましたが、追加利上げ観測が打ち消し114円台中盤までドル高円安が進行。米長期金利は上昇し、米10年国債利回りは2.47％。


【NY金　日足】

 NYダウ4日続伸と真逆の4日続落。急落とまではいきませんが、上値が削られてきています。イエレンFRB議長の証言で後退していた追加利上げ観測が再燃し重い展開。2/14のSPDR金ETF残高は840.87トンで前日比横ばい。連銀総裁らの発言や今晩の米経済指標などややドル高への支援材料が多く、下値模索へ。予想レンジは1240～1205ドル。


【東京金　日足】

フリン米大統領補佐官の辞任によりトランプ政権への不透明感もありますが、追加利上げ観測の再燃は金にとってはマイナス要因。東京市場の取組高は2/14現在74,949枚で昨年のミニマム水準をも下回り減少。外国商品先物取引業者経由ではもう買い戻す売玉はほとんど残っておらず、かといって新規買いも積み上がっていません。買い手口は急ぐ一般投資家。予想レンジは4,500～4,415円。



【東京白金　日足】

「金」同様に米追加利上げ観測の強まりからNYでは弱い動き。また上昇を主導していた外国商品先物取引業者経由の買いは目立って出ておらず、一般投資家枠での買いが拡大しています。予想レンジは3690～3600円。



【東京ドバイ原油　日足】

 米石油協会（API）発表の米週間原油在庫は前週比990万バレル増加の5億1350万バレルで市場予想の350万バレル増加を大きく上回る増加。OPEC協調減産は目標の90％を実施されているようですが、米国増産観測はそれに覆いかぶさる形で相場を重くしています。CFTC投機玉のポジションも重しになっていると見られ緩やかな下げ基調の流れ。予想レンジは39600～37700円。



【東京ゴム　日足】

1/2戻りの329.9円は届かずですが、ほぼ半値戻りから本日の下落。上海市場ではCLOSEから2.04％の下げで夜間取引が入電されています。
現在買いポジションとなっているのはカテゴリー別で見ると『当業者』。ゴムに関して『当業者』が買い手にまわることはあまり見かけない光景です。過去『当業者』が買い越しとなったのは直近では2015年7/10～11/26、2016年1/4～3/16。上昇して困るのは、実際にモノを仕入れて販売するもしくは加工する『当業者』です。「一般投資家」は相場の損得のみ。


【東京とうもろこし　日足】

正直買われている理由がはっきりしません。ただ、シカゴでも買われ、東京も新高値更新ではついていく他なし。

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