昨日、中国人民銀行の潘功勝総裁は北京で開いた記者会見で、中国経済の浮揚を狙った景気刺激策の一環として、ＭＬＦ金利を0.3ポイント程度引き下げると異例の発表を行いました。市中銀行の預金準備率も0.5ポイント引き下げ、１兆元の長期流動性を放出する方針も示しています。この中国大規模緩和策を好感し昨日の上海総合指数は4％超の大幅な上昇となり、欧米市場にもこの流れが波及しました。昨晩の米株式はNYダウが前日比83.57ドル高の42208.22ドルで4営業日続伸で最高値を連日更新。ナスダックは前日比100.252ﾎﾟｲﾝﾄ高の18074.521で2日続伸、S＆P500は前日比14.36ﾎﾟｲﾝﾄ高の5732.93で2日続伸で最高値を更新です。米消費者信頼感指数が市場予想を下回り、雇用情勢が弱含んでいる内容だったことから株価は一時マイナス圏に入る局面もありましたが、米利下げ観測が強まることで下支えられています。
【ドル円 週足】
《SPDR金ETF残高推移》
NY金12月限は前日比24.5ドル高の2677.0ドルで5営業日続伸。本セッション終了後、時間外で2689.4ドル（04:43）の高値をつけていますが、日本時間で更に上昇し2694.9ドル（11:59）まで値を伸ばしています。国内OSE金標準先物8月限は12343円（11:59）の高値をつけ午前中はしっかり。午後はやや利益確定売りに押される形でドル建て価格が反落し2680ドル近辺まで下落しOSE金標準先物も押されました。15:15本日の終値は前日比58円高の12287円で取引を終了し8営業日陽線引けの連続高となっています。
このままのペースでいくと、月足3本、週足でも3本、陽線が建つことになりそうです。以前担当させていただいた大物相場師の方はこの月足・週足の足取りを確認してからポジションを取ってきていました。流れについていく手法です。こんなに高くなってから買うのか？と当時は驚きましたが、結果はさすがの一言。ちなみに週足新値足の陽転換値は12344円。
NY金は9月中、SPDR金ETF残高が増加。特に米利上げが確定されると更に増加傾向を強めています。以前の2019年米国利下げ局面でも金ETF残高は急激に増加し金価格が2000ドルを超える大きな押し上げ要因となりました。いよいよ3000ドルが視野に…。
【NY白金10月限 週足】
【OSE白金標準先物 週足】
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7/20岡地セミナー（東京） 講師：三世一目山人
7/6岡地セミナー（東京） 講師：YEN蔵
4/6岡地セミナー（東京） 講師：山中康司
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11/25岡地セミナー（東京） 講師：水上紀行
9/30岡地セミナー（東京） 講師：水上紀行
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