おはようございます。
日中は夏を思わせる暑さですが、流石に朝はまだ冷えます。
米株式は原油相場を伺いながら乱高下。前日比9.38ドル高の17720.50ドルで引け、辛うじて今月安値は下回らず。ただチャートはやや下降気味。ドル円は米ボストン連銀総裁の追加利上げについて言及したことで上伸。米長期金利も小幅ながら上昇し1.75％。今晩の米小売売上高の発表は方向性を探る市場の注目を集めています。
ブラジル議会上院がルセフ大統領に対する弾劾法廷の設置を賛成多数で決定し、大統領の職務停止が決まりました。ここのところ財政健全化を材料にレアル高が続いていましたが、職務停止が決まったことにより、今後はレアル高に対して政府がけん制してくる可能性もあり一旦材料出尽くしとなる可能性もあります。ブラジルの問題は穀物相場に直結した材料と思われます。
【NY金 日足】
追加利上げの話が出てくるとやはり「金」は抑えられます。今晩の米小売売上高が注目されており、先の企業決算報告のとおり消費に陰りが見られるようですと利上げは当然先送りされる見方が強まりこの流れのまま堅調な推移が予想されますが、数字が良好となると一段と今まで沈んでいた追加利上げの可能性が再燃されてくることになります。予想レンジは1280～1260ドル。ただこのレンジを抜けることも考えれば1300～1220ドル。
【東京金 日足】
海外と為替の狭間で方向感が掴みづらい展開も今晩の経済指標次第では方向性が出る可能性があります。雲を抜けて強気相場になるか、抜けずに崩れるか・・・。レンジ予想は4470～4380円。上抜けると大きくなる可能性もあり要注意。
【東京白金 日足】
本日の入電は下げ。しかし、5/10同様バンドウォークのレンジを下回るにはもう一手下げが必要。何も変化がなければ押し目買い継続の流れとなってしまいますが、こちらも今晩の経済指標で変化が出るかどうか。予想レンジは3780～3590円。
【東京ドバイ原油 日足】
昨日発表された国際エネルギー機関（IEA）の石油月報では上半期の供給過剰が縮小される見通し が示されました。日量150万バレルの供給過剰が130万バレルに見通しを下方修正。需要見通しも引き上げられ主に中国・ロシアに加えインドの旺盛な需要が押し上げているようです。NYでは直近高値を更新しじり高の展開。予想レンジは32000～30000円。
【東京とうもろこし 日足】
ブラジルのレアル高により南米からの輸出を抑え、米国産の輸出競争力の高まりが米国産需要を押し上げてきました。しかし、ブラジル大統領の職務停止が決定し一旦材料は出尽くしとなります。国内価格は高値更新となりそうですが、追随買いはリスクがあると考えます。
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