為替市場ではドル円相場が昨日の日本時間から欧米時間、また本日の日本時間にかけて大きく円高ドル安に振れました。河野太郎デジタル相の発言により日銀の追加利上げ観測が意識されるとともにトランプ前大統領がドル高を懸念していることが報道で伝えられ最大規模に膨らんだ投機筋が保有するドル買い円売りポジションの巻き戻しが引き起こしている動きとみられます。ドル円相場は昨日の1ドル158円台中盤から今朝には一時155.37円(8:42)まで円が急騰し、今月3日の円の最安値161.94円からわずか11営業日で約6.5円幅円高に振れました。
株式市場も大幅に上昇。特にNYダウは昨晩史上初の41000ドル台に乗せています。「もしトラ」でオールドエコノミー銘柄が買い進まれるとともに、米ウィリアムズNY連銀総裁の「数か月以内に利下げが正当化される」との発言がWSJ紙で取り上げられ米利下げ観測によって株価も押し上げられています。NYダウは前日比243.60ドル高の41198.08ドル。ただ、半導体規制を巡って半導体銘柄が売り込まれナスダックは前日比512.416ポイント安の17996.924と大きく反落。S&P500も前日比78.93ポイント安の5588.27と反落しています。
【OSE金標準先物 日足】
史上最高値12679円をつけた昨日からOSE金標準先物6月限は前日比140円安の12422円と本日終値は大幅に反落。NY金8月限は前日比7.9ドル安の2459.9ドルと小幅反落でしたが、円の急騰によって円建て価格が押し下げられたかたちとなりました。NY金は史上最高値をつけたことで短期投機筋の利益確定売りに押された様子ですがドル安傾向が強く米利下げ観測も強まっていることからも堅調地合いは続くものとみられます。NY金総取組高は57万枚を超える大幅増加となっており、またSPDR金ETF保有残高も増加して利下げに向けた投機筋の動きが顕著にあらわれてきています。【OSE白金標準先物 日足】
本日のOSE白金標準先物6月限は前日比66円安の5048円で取引を終えました。他商品同様に円高によって押し下げられています。一目均衡表の雲の緩やかな上昇ペースの範疇にある値動きとなっていて下値も限定的か?
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