今朝はこの秋一番の冷え込み。日に日に冬が近づいてきます。紅白歌合戦のメンバーも発表されもうすぐに年末です。
米下院で下院案の税制改革法案が可決されました。下院案は上院に送られ審議されます。また上院案の本会議での採決はこれからであり、また内容の下院案とは相違点が多く最終的に両院協議会において一本化されなければならず、年明け後もかなりの時間を要することが予想されます。
昨晩の下院採決では435議席数のうち賛成227反対205によって可決されました(単純過半数218)。 下院の勢力図は共和党240民主党193ですので共和党で反対票を投じた議員が13名いました。このほとんどが中間層の多い都市部のNY、ニュージャージー、カリフォルニア出身議員たちであり州税・地方税控除の廃止に反対を唱えています。下院案では富裕層の多大な恩恵があり中間層の税負担が重くなる内容と言われており、特に税率の高い州では地方税控除を利用する人口が多く、次の中間選挙において自らの選挙戦に不利になることを危惧しています。
また上院可決には100議席数のうち共和党は52議席で単純過半数51から2人でも党内から反対票 を投じる議員が出れば可決は難しくなります。すでに反対を唱えている共和党上院議員はおり、調整は難航するのは間違いありません。
税制改革へ一歩前進ではありますが、これからがヤマになります。
米株式は企業決算や鉱工業生産・設備稼働率が予想以上の数字となり堅調な動き。NYダウは前日比187.08ドル高の23458.36ドル。下院での法案可決もした支え。ドル円は小動きで113円近辺。米長期金利は利益確定の債券売りに押され上昇。米10年国債利回りは2.38%。
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