おはようございます。
週末26日、日銀金融政策決定会合を終え、日銀のハト派的な姿勢をきっかけにドル円は円安ドル高の動きを加速させました。国内が祝日の29日には1990年以来の1ドル160円超える円安ドル高へと進んでいます。しかしその後円買い介入観測から急速に円が急騰。昨晩はそのままの流れで一時1ドル155.08円(30日01:47)まで円高ドル安の動きが続きましたが、本日連休明けの日本市場では1ドル156.75円(10:43)まで切り返しています。日銀神田財務官は介入に関してはノーコメント。米国事情では週末の個人消費支出(PCE)でインフレの過熱感が示されており、1日のFOMC声明では現行の政策金利水準が維持される見通し。
米株式は26日、29日と続伸。昨晩29日の米株式はNYダウが前日比146.43ドル高の38386.09ドル、ナスダックは前日比55.184ポイント高の15983.084、S&P500は前日比16.21ポイント高の5116.17。
【NY金 日足】
【OSE金標準先物 日足】昨晩のNY金6月限は前日比10.5ドル高の2357.7ドルで3日続伸。先週にはイランとイスラエルの報復合戦が落ち着き、中東地政学リスクの後退から2400ドル台から2300ドル割れ寸前まで下落したNY金も金融政策の不透明感やインフレに対する警戒感、またイスラエルがガザ地区への空爆を行うなどして、引き続き中東情勢には緊張感が残りドル建て金価格はじり高の展開。一方国内のOSE金標準先物4月限も前日比40円高の11775円(11:02)で堅調に推移しています。昨日の祝日取引で11951円(29日10:36)の高値をつけ、日銀介入とおぼしき円高で11619円(29日16:36)まで下落し、上下は為替次第での展開が続いています。明日1日の米FOMC、4日の米雇用統計をきっかけに再びドル高が強まるか注目。【NY白金 日足】
【OSE白金標準先物 日足】NY白金7月限は前日比39.4ドル高の961.5ドルで3日続伸。200日移動平均線割れから反発し下値を切り上げました。RSIも国内外50%を再び回復し買い方の制空圏の価格帯へと上昇。ドル高による新興国通貨安が上値抑制要因でもありますが、インフレの影響が下支えしているとみられます。
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