原油 勢いは鈍化

【BRENT原油＆WTI原油　日足】

昨晩発表されたEIA週間原油在庫は前週比580万バレル増の4億3810万バレル。前日のAPI在庫は減少となっていましたが、先週のAPI在庫増加EIA在庫減少の逆パターンでした。

現在OPEC加盟国と非加盟国でおこなっている協調減産は2018年末まで続きます。6/22の総会ではそれ以後について協議されるとみられますが、米国から制裁をうけるイラン、また制裁を受けるであろうベネズエラが減産となる見通しに対してどのような対応をしてくるかが焦点になります。昨年中旬あたりから減産順守率が守られ目的であった先進国の余剰在庫減少をほぼ目標値まで減少させています。さらに需給を引き締めていくことが消費国サイドから反発なく可能なのかどうか？

【東京ドバイ原油　日足】

 昨日の下げで新値足が陰転しました。強い相場ならこれをダマシとして切り返すことは往々にしてあります。ただ強気の気持ちにブレーキが必要かもしれません。相場が原油需給から切り離れて『為替』や『株』の動きに左右される部分が大きくなっている印象を受けます。ポジションを売りに行くことは考えませんが、買い目線もしばし休憩。

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米FOMC議事録 利上げは緩やかに

おはようございます。

米株式はわずかに反発。NYダウは前日比52.40ドル高の24886.81ドル。米中貿易摩擦懸念で下げ幅を大きくしていましたが、米FOMC議事録が公表され、利上げペースについて緩やかな姿勢が確認され、利上げペースが加速されるといった過熱した憶測が後退。市場は内容をタカ派的とは受け取りませんでした。ドル円は前日からのドル安円高を引き継ぎFOMC議事録公表後も利上げ観測が弱まったことでドル安気味。米長期金利も利上げペースが緩やかなものになるとの見方から低下。米10年国債利回りは3％を割り込み2.99％。

米FEDウォッチでは12月時点での金利予測 は年3回目に相当する2.00～2.25％が45.8％、年4回目に相当する2.25～2.50％が36.4％と年4回に対する見方がやや後退しています。

また米トランプ大統領が輸入自動車に対する関税引き上げを検討しているとの報道が出ています。真実とすれば今の中国だけでなく日本、欧州との貿易摩擦が激化してくる懸念が広がります。

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