米株式は続伸。金融システムへの信用不安が後退し、またFRBが重視する物価指標(米個人消費支出)の発表を今晩に控えて様子見といった小幅な動き。NYダウは前日比141.43ドル高の32859.03ドル、ナスダックは前日比87.236ポイント高の12013.471、S&P500は前日比23.02ポイント高の4050.83。
【金標準先物 日足】
NY金6月限は前日比13.2ドル高の1997.7ドルのセツルメント。昨日は欧州市場で独3月消費者物価指数の発表があり前年比7.4%と市場予想を上回る物価上昇圧力が示されECBによる利上げ観測が強まりユーロ高ドル安が進んでいます。ドル建て金価格は割安感から拾われ一時2000ドルを超える水準に達しています。今朝からはドル高円安が国内相場を支え8434円で寄り付いた後8463円(9:44)まで上昇、ただドル円が133.50円から132.70円割れまで円高に下振れし8424円(14:06)まで反落。現在は朝の寄付き付近での推移となっていますが前日比100円以上の値動きでも14:37現在で出来高は30270枚と値動きほどに出来高は進んでいない印象。週末・月末・年度末が重なっているためとも言えますが、「金」上昇のベクトルは更に強まっているとみられます。今晩はFRBが重要視している物価指標、PCEデフレータが発表されます。 物価上昇に鈍化の兆候が確認されると金融引き締め観測は更に後退することが予想され、2000ドル台への足掛かりとなる可能性も。【白金標準先物 日足】
NY白金は中心限月となる7月限で前日比19.5ドル高の996.9ドル。ドルが対主要通貨で安くなり、対南アランドでも同じ傾向に。まだ持ち合いレンジ内での動きですが日柄では再び実線レンジに遅行線が寄ってきます。4200円抜けを期待したいところ。
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