米株式は再び反落。テキサス州やフロリダ州において感染拡大が広がり飲食店などの利用制限を発表されたことから投資家心理が悪化。FRBがストレステストで大手銀行の配当制限を発表したことも嫌気され金融株が売り戻されました。NYダウは前日比730.05ドル安の25015.55ドル。ナスダックは259.78ポイント安の9757.22。
今週末は米国独立記念日4日が土曜日のため3日が振替休日となり金曜日が休日扱いとなります。米6月雇用統計は木曜日の2日発表となります。
【NY金 日足】
週末は本セッション開始からは1754ドルまで下落しましたが、その後は米国での感染拡大を背景に安全資産としての買いが入り反発。対新興国通貨でのドル高は続いていますが「有事のドル買い・金買い」となっていた模様。週明けアジア時間でも8月限は1790.4ドルまで伸びており目先1800ドルを伺う動きになっています。先物市場で投機買いが徐々に回復しているとみられ総取組高は6/25現在539,287枚。ただ株価の下落でVIX指数も上げ基調となり、VIXが急上昇してきた場合は「換金売り」も警戒されます。
【東京金 日足】
週末の夜間立ち合いは6097円で終えていましたが、週明けアジア時間からのNY時間外取引での上昇をみて東京市場は6105円の高寄りスタート。ドル建ては1785ドル付近での動きのなかドル円が107.30円と朝から約20銭の円安ドル高で10:00に6122円の高値をつけています。現在6110円付近での推移。終値ベースの直近高値は5/18の6084円でこれを上回ったところの動きとなっており買い方が優勢です。海外高と円安が重なると6200円台を目指すことになりますが、ドル円とドル建て金価格の動きが逆相関関係にあり、上昇の勢いは緩やか。
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