おはようございます。
昨日、日銀は0.25%の利上げを決定し15年7か月ぶりの水準に政策金利を引き上げました。また国債買い入れ額も月額6兆円程度から3兆円程度まで減額していき600兆円弱まで膨らんできた日銀の国債保有額を計画的に減らす具体的な方針も決めています。会合後の会見での植田日銀総裁の発言は連続利上げを示唆する内容と市場では捉えられ1ドル152円から150円へと円は急騰しました。
一方、米国ではFOMCが終了し高い水準で政策金利を維持。ただ会見でパウエル議長は「経済の展開の仕方次第」で年内の利下げが「ゼロにも複数回にもなるというシナリオは想像し得る」と説明し、次回9月FOMCにおいての利下げの可能性について言及しています。これを受けて米長期金利は低下しドルが売られる展開となり1ドル151円台から一時150円割れの149円台までドル安円高が進みました。
米株式は米利下げ観測を背景に上伸。NYダウは前日比99.46ドル高の40842.79ドル、ナスダックは前日比451.983ポイント高の17599.399、S&P500は前日比85.86ポイント高の5522.30。米国債は買い優勢となり米10年国債利回りは4.03%まで低下。
【ドル円(~7/31) 日足】
【NY金12月限一代足 日足】【OSE金標準先物 日足】NY金12月限は前日比21.1ドル高の2473.0ドルで2日続伸。イスラム組織ハマスの最高指導者ハニヤ氏がテヘランでイスラエルによって暗殺されたことが伝えられ中東リスクが高まり買われた他、米9月利下げ観測によりFOMC声明発表後に時間外で上昇。今朝の日本時間には2490ドル台へと上伸し、7/17の一代高値2537.7ドルに向け再度強い動きとなってきた様子。ただ国内OSE金標準先物6月限は円高ドル安によって円建て価格の上値が押し下げられ今朝は前日比89円安の11845円で日中取引をスタートし11804円まで売られています。ドル円の値動きに左右されますが、ドル建て価格が堅調な動きとなっていることがアドバンテージとなり8月は7月暴落の自律反発を迎える展開と考えます。【OSE白金標準先物 日足】
NY白金10月限は前日比15.4ドル高の986.4ドルと3日続伸。ただ国内は円高圧力に押されておりOSE白金標準先物6月限は前日比87円安の4733円(10:00)で推移しています。200日移動平均線4600円で下支えられ反発し一押し場面。
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