2021年9月17日金曜日

金 6200円割れ

※今週末にJPXが新システムを導入し21日から稼働します。そのためメンテナンス期間として本日の夜間立ち合いは停止となります。

 

昨晩発表された米8月小売売上高は市場予想に大きく反して増加。自動車需要の伸びはなかったもののそれ以外の多くで売り上げは増加しました。しかし7月分が下方修正された点、サービス消費に伸びがなかった点で実質的な個人消費は減速するとの見方が強かったようです。米株式は景気減速懸念が重荷となり小幅に反落。NYダウは前日比63.07ドル高の34751.32ドル、S&P500は前日比6.95ポイント安の4473.75。一方ハイテク株中心のナスダックは2日続伸となり前日比20.395ポイント高の15181.924。17日晩の米市場は「トリプルウィッチング」と呼ばれる株価指数取引やオプションなどの取引期限が重なる四半期に一度の重要日。

 

【金標準先物 日足】

昨日アジア時間帯からドル建て価格が下落。アジア時間帯では中国市場で中国最大の民営デベロッパー「中国恒大集団」の債務不履行の問題からか香港株下落、人民元安が進み為替市場では対主要通貨でドル高進む展開となっていました。国内金価格はこれを受けて日中前日比74円安となり、さらに夜間立ち合いでも下げが続き、米小売売上高が発表される直前には6210円台まで下落。発表後にはドル建て価格と共に6160円(22:50)まで売り込まれましたが、ドル高円安の動きもあり安値更新とはならずで夜間立ち合いは終えましたが、8月3連休明けの急落が再び?との懸念も囁かれるような動き。換金売りが警戒されて?との指摘もありますが、株価急落もしていない状況で何とも言えず。来週は米FOMCが控えますが、四半期のリバランス調整の動きも出る時期となる故、買い戻される可能性が強いとみています。


【白金標準先物 日足】

米小売売上高での反応はほとんどみられず昨晩は小動き。前日に下げていたこともありますが、自動車需要の伸びもなく依然として自動車生産減少の影響は避けられそうもなさそうです。ただ4-6月期800円の下げ幅(4400円から3600円)とほぼ同じくした下げ幅を7-9月期でも達っしたことになり、下げ幅としては目新しい新たな下げ要因がない現在では一服感が出る頃か?

 

 

 

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