おはようございます。
米株式は3営業日ぶりに反発。ロシアがウクライナとの停戦協議を再開する意向を表明したとの報道を受け地政学リスクが後退し景気循環株を中心に買いが集まったようです。NYダウは前日比596.40ドル高の33891.35ドル、ナスダックは219.557ポイント高の13752.016、S&Pは前日比80.28ポイント高の4386.54。下院でおこなわれた議会証言で米パウエルFRB議長はインフレが目標をはるかに上回っていると警戒感をあらわし、3月の利上げは適切との考えをしましました。またインフレが高止まりの場合には0.50%の利上げもあり得るとしながらも今月のFOMCでは0.25%の利上げを支持する方向に傾斜していると明言したことが投資家心理に安心感を与えたようです。米長期金利も上昇しましたが米長短金利差の縮小傾向は変わらず、ロシアウクライナ情勢の行方により景気回復が減速するとの警戒感も強いとみられます。
【金標準先物 日足】
NY金は3営業日ぶりの反落し前日比21.5ドル安の1922.3ドルのセツルメント。米パウエルFRB議長が下院議会証言で3月FOMCにおいてゼロ金利政策を解除する方針を明言したことから投資家のリスク回避姿勢がいったん後退。株価が上昇し米長期金利が反発したことで値を落としました。しかしながらウクライナ情勢を巡り金融市場には混乱の芽も芽吹いてきており、株価指数を算出するFTSEラッセルとMSCIは全ての指数からロシア株を除外すると発表。また今朝の日本時間でWTI原油価格は時間外で115ドル台まで上昇を続けています。米実質金利は(米10年インフレ連動債)はマイナス0.90%に低下しており、期待インフレ率も再び上昇の兆候。ロシアとウクライナは2回目の停戦協議を行う予定ですが、既に米欧の経済制裁でロシアは世界の金融市場から排除されつつあり、西側諸国の金融市場にも不安は広がりつつあります。NY総取組高は61万枚台(3/1)を維持し、SPDR金ETF残高も1050.22トン(前日比7.84トン増)と金のヘッジニーズは強まったまま。国内の大阪取引所金標準先物では昨日7133円で終値ベースの高値を更新。過熱感が表れるのはこれからか…?
【白金標準先物 日足】
直近高値4092円(2/26)から3営業日調整後、昨日、本日と2営業日の続伸。「金」に連動する場面、「株式」に連動する場面が交互に繰り返されている印象ですが、チャートで振り返れば12月の安値から上昇トレンドを形成して着実な右肩上がりを続けています。原油価格や穀物価格がロシア・ウクライナ情勢によって高騰を続ける中で商品高の潮流は今後も続くとみられ、白金も例外ではないと思われます。再度4000円台回復を待ちたいところ。
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