おはようございます。
晴れ間は昨日だけで、今朝はまたどんよりとした雨模様です。
NYダウは四半期決算報告を前にして利益確定の動きに押され117.59ドル安。取引終了後に発表されたアルミ精錬大手アルコアの決算は予想を上回るものでしたが、17000ドルを超えた水準では高値警戒感も強い様子が見てとれます。
ドル円は株価の下げによりドル安となり101.50円台、米長期金利は2.55%に低下。
「NY金」も株式取引開始時間に株価同様に大きく下げた場面もありましたが、安値1314.3ドルまで下げた後はやや戻して1316.5ドルで取引を終えています。昨日お伝えしたとおり、「金」のCFTC建玉明細での投機玉ポジションは今年の高値をつけた3月時点を上回る水準になっていますが、今月7月に入り増加し始めた金ETFのSPDR保有残高は7/8時点でまだ800.28トンであり、3月末時点の821.46トンまでは達していません。7月から増加し始めたということから、6月四半期末を乗り切ったことで、新たな資金の流れが生まれている可能性が考えられます。今後インフレリスクが高まっていくことになると金融緩和縮小開始発表から減少してきた保有残高が、また長期に増加傾向となる可能性もあり、引き続き「金」強気方針で考えています。