2024年10月31日木曜日

金 10月日銀金融政策決定会合 政策金利据え置き

おはようございます。

昨晩発表された米経済指標はまちまちの内容。米10月ADP雇用報告は23.3万人増と前回発表14.3万人増から増加する強い内容。続いて発表された米7-9月期GDP速報値は2.8%の伸び率で前回発表3.0%から伸び率が低下し弱く、個人消費は+3.7% と前回発表+2.8%から強い伸びに。また物価水準を示すコアPCEデフレータは+2.2%と前回発表+2.8%からは大きくいインフレ圧力が鈍化していました。相場は来週に米大統領選挙を控えまちまちの展開となりました。NYダウは前日比91.51ドル安の42141.54ドルと2日続落。ナスダックは前日比104.818ポイント安の18607.930、S&P500は前日比19.25ポイント安の5813.67とともに反落。

日銀金融政策決定会合では政策金利は9月に続き2会合連続で現状の0.25%程度で据え置き。


【ドル円 日足】

【NY金12月限 日足】


【OSE金標準先物 日足】
NY金12月限は前日比19.7ドル高の2800.8ドルで初の2800ドル乗せ。OSE金標準先物10月限は本日午前中13819円(10:02)の過去最高値に上伸。米大統領選を来週5日に控え市場はややトランプ氏優勢との見方が強いようです。トランプ氏が当選するとインフレが再燃するとの見方が強く、米長期金利や「金」価格の押し上げ要因になっています。29日現在のNY金総取組高は579,468枚と7月以来の枚数に増加しています。世界的に金ETFへの資金流入が拡大していると指摘されており、まだ息の長い相場展開が予想されます。

【NY白金1月限 日足】


【OSE白金標準先物 日足】
本日のOSE白金標準先物10月限は前日比208円安の4949円(13:31)と大幅に反落。昨日中国株式市場が続落して引け、心理的な圧迫要因になった可能性がありそうです。中国では来週、中国人民代表会議(全人代)常務委員会が開かれ、また米大統領選を控えていることもあり慎重な値動きとなっている様子。常務委員会で財政刺激策の詳細が明らかになれば、中国市場主導で再度活気づく可能性も。


 

 

 

 

 

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7/6岡地セミナー(東京) 講師:YEN蔵


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2024年10月29日火曜日

金 自民・公明衆議院選大敗で円売り加速 

 昨晩の米株式はダウが6日ぶりに反発。NYダウが前日比273.17ドル高の42387.57ドル。26日イスラエルがイランに報復攻撃した際に核や石油施設を標的から外していたと伝わり、警戒を強めていた原油相場が大幅に反落し投資家のリスク回避姿勢が後退し金融や小売りなど幅広い銘柄が買われました。決算発表前のIT企業にも期待感が強まりナスダックは前日比48.582ポイント高の18567.188で3営業日続伸。S&P500は前日比15.40ポイント高の5823.52。「米大統領選まではイスラエルのイラン攻撃はいったん休止となりそうだ」との声が広がり市場に安堵感が戻ったようです。ただイスラエルはレバノンのヒズボラ拠点に空爆を継続しておこなっている他、イスラエル国会は28日、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の国内活動を禁止する法案を可決。イスラエルにとっては昨年10月のハマスによるイスラエル奇襲にUNRWA職員数名が関与した可能性があるとされていたための措置となりますが、日本や英国、フランスなど7か国の外相は26日、共同声明で、UNRWAはガザで人命を救う不可欠な活動を提供していると指摘し、この法案に「深刻な懸念」を表明しています。

ドル円は衆議院総選挙の自・公大敗の結果を受けて円安が進行。日銀の追加利上げの可能性も低くドル高円安基調は強まっています。

【NY金12月限 日足】

【OSE金標準先物 日足】
本日29日のOSE金標準先物は2025年10月限が新たに発会しました。発会値は13561円(8:45)で始まり13584円で終値をつけ、先限価格として史上最高値を更新しています。NY金12月限も昨晩の2755.9ドルのセツルメントから時間外で上昇しており2760ドルを超える水準で推移しています。NY市場では2759.8ドル(10/22)が終値ベースの高値となっており、その水準を本日のアジア時間では上回ってきている状況。米長期金利が上昇していますが、米大統領選後の米国財政悪化を見越した「悪い金利高」の様相が強く、金利上昇時には弱いとされる金価格も中東リスクと相まって米財政リスクへの懸念を買い材料として捉えられています。国内円建ての金価格も円安が押し上げ要因となっていて7月12679円(7/17)から8月10804円(8/6)まで最大1875円暴落した反動から切り返し、倍返しとなる14554円も意識されてくるほどの強い基調が続いており、大きなトレンドの相場展開。

【NY白金1月限 日足】

【OSE白金標準先物 日足】
本日29日発会したOSE白金標準先物10月限は、寄付き発会値が5092円、引けにかけて58円上昇し5150円の終値で取引を終えました。NYでも7月の戻り高値1060ドルを超えると5月の1100ドル超えに向かう力強いトレンドとなってきています。国内円建ての白金標準先物では5326円(7/8)、これを超えると5482円(5/20)が目標値となります。NYでの投機筋が買いを積み増してきており、ショートカバー(買戻し)による上昇から、5月同様に新規積み増しの相場へと移行してきており、素直についていく相場。













 

 

 

 

 

 

 

 

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