昨晩の米7月貿易収支は事前予想は下回りましたが、501億ドルの赤字で前月比9.5%増。そのなかでも注目された対中国では前月比10.0%増の368億ドルの赤字で過去最大となっています。今月にも通商交渉が開かれようとしている対日本の貿易赤字は前月比2.9%増の55億ドル。国別の貿易赤字相手国は①中国(368億ドル)②ドイツ(66億ドル)③メキシコ(55億ドル)④日本(55億ドル)となっています。
米株式は僅かながらの上昇。NYダウは前日比22.51ドル高の25974.99ドル。中国への関税発動への警戒感が相場の重しになっている模様。またカナダとのNAFTA再交渉についてはまだ協議中。ドル円は様子見姿勢から横ばいで111円台中盤。米長期金利も横ばい、米10年国債利回りは2.90%。
また今週は米連銀総裁らの講演が多くあり、昨晩のブラート・セントルイス連銀総裁は現在の長短金利差イールドカーブについて言及。「市場が見通せる将来、大幅な実質経済成長やインフレ圧力を期待していないこと示唆している」として追加利上げの休止が適切と述べています。
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