おはようございます。
週末の米株式市場は予想を上回る決算を発表したハイテク株を中心に買われ上伸。大幅な人員削減を発表した大手IT企業が買われています。FRBウォラー理事が講演で次会合の0.25%利上げの利上げ幅を支持したことも利上げペース減速への観測が強まり株式市場には安心感が戻った様子。また為替市場では世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で黒田日銀総裁が「2%の物価安定目標を達成するために現状の大規模金融緩和政策を続ける」方針を表明したことでドル円相場は一時1ドル130円を超える水準までドル高円安が進みましたが、その後は低調な米経済指標を受け景気減速懸念がドル高円安の流れをおさえ、再び1ドル129円台へとドル安円高の流れとなっています。
【金標準先物 日足】
週末のNY金は景気減速懸念を背景に小幅続伸。中心限月2月限は前日比4.3ドル高の1928.2ドル。CFTC建玉報告(1/17集計日)では7週連続で投機筋買いポジションが拡大となっています。1/17時点の総取組高は491,818枚で最新の1/19時点の総取組高は493,286枚。ただ買い進まれている反面、1900ドル超えが昨年4月以来の水準ということもあり利益確定に押される面もあるようで出来高も増えています。国内OSE金標準先物12月限でも高値が8047円(20日22:49)と昨年11月の先限高値8049円(11/10)の迫りますが、一般玉の買いが減っている傾向にあり利益確定売りが優先されている様子。ただNY金で2000ドルに向ける動きが強まると国内も追随する勢いが強まる可能性も。【白金標準先物 日足】
NY白金4月限は6営業日ぶりの反発で前日比6.7ドル高の1047.8ドル。来週米FOMC(2/1)と欧州ECB理事会(2/2)が控えていますが、予想される利上げ幅が0.25%と0.50%とされておりややユーロが強い面もみられます。ただCFTC建玉明細(1/17集計日)では4週間ぶりに投機筋買いポジションが縮小。1100ドル近辺で利益確定売りに圧されていた様子。国内OSE白金標準先物12月限は先週4300円割れで反発し一般玉の押し目買いに支えられている構図となっています。
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