米FOMCでは、英EU離脱などによる「短期的なリスクは後退」としましたが、積極的な利上げに向かう手掛かりもなく現状の緩和的な政策を続けていくとの見通しとなっています。むしろ、昨日安倍首相が表明した事業規模28兆円ほどの経済政策や合わせて注目される日銀金融政策決定会合の行方に重きが置かれ、手控えムード。
米株式は小幅安。NYダウは前日比1.58ドル安の18472.17ドル。ドル円は円安ドル高続かず。米長期金利は低下して米10年国債利回りは1.50%。
【NY金 日足】
FOMCで追加利上げへの手掛かりがなく、ドルインデックスが下げドル安金高の動きとなりましたが、勢いが続くかどうかはまだ微妙な展開。市場の注目は日本の政府日銀が一体となって経済政策+金融政策で何を打ち出してくるかに警戒しています。価格は20日加重平均線あたりの推移になっており、上昇基調への回復にはまだ至ってはいない状態です。予想レンジは1350~1300ドル。
【東京金 日足】
2日続伸。日中は為替で切り上げ、夜間でドル建ての上昇と相成りましたが、勢いを取り戻せるかどうか。高値を更新するまでは新値足は陰転したままであり昨日のように取組高が続けて増加していけるかどうか。日柄で見ても現在はまだ6~7月の調整時間で高値を抜け切り上げる力があるかどうかはクエスチョンです。予想レンジは4500~4400円。
【東京白金 日足】
陰転した流れを一遍に払拭。次の目標への動きとなりました。再度買い進む流れとなりましたので買い場を模索。予想レンジは3860~3710円。
【東京ドバイ原油 日足】
EIA在庫は前週比170万バレル増。昨日のAPIに続き予想に反した増加で10週間ぶりの在庫積み増し。きっかけがないとNY市場でもダラダラ安へ。予想レンジは29500~27000円。
【東京ゴム 日足】
2番限、3番限がサーキットブレーカーをつけ逆ザヤ拡大。8月まではタイ・インドネシア・マレーシアの輸出削減策があり、荷を呼べない背景があるのか・・・。特殊要因と思われますので、目先は見てるだけ。
【東京とうもろこし 日足】
シカゴはドル安による上昇と思われます。需給からの反発ではないと思われ戻っても売り方針。
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