米株式は利上げへの警戒感から反落。NYダウは前日比142.29ドル安の33966.35ドル、ナスダックは前日比85.927ポイント安の11170.886、S&P500は前日比24.33ポイント安の3995.32。米FOMCでは政策金利を0.50%引き上げ4.25~4.50%とすることを決定。利上げ幅は6~11月まで4回0.75%引き上げを続け今回利上げ幅を縮小しましたが、FRBはインフレリスクに対する警戒は緩めていくことはなく次回以降の利上げを示唆。FOMCメンバーによる政策金利見通し(ドットチャート)でも2023年末5.1%(9月発表4.6%)、2024年末4.1%(同3.9%)と9月見通しから引き上げられています。米長期金利は一時的に上昇しましたが、利上げによる景気への影響が懸念され債券が買い戻され徐々に低下。ドルは対主要通貨で強含みとなるものの利上げ継続ができるのかとの懐疑的な見方もありドル高の勢いも強いものではなかったようです。
【金標準先物 日足】
NY金2月限はFOMC声明前のセツルメントは前日比6.8ドル安の1818.7ドルでしたが、声明発表直後に1806.2ドル(04:01)まで急落、その後には1825.4ドル(05:13)まで上昇とドルの動きに相反して上下を繰り返しました。OSE金標準先物10月限は今朝の寄付きで前日比18円安の7851円でスタートとなりましたが、アジア時間でもドルが対主要通貨で上昇しNYドル建て価格が1800ドルを割り込む水準を試してきており1799.7ドル(13:26)まで下落。ドル円は朝から30銭ほどのドル高円安の動きであることから国内円建てのOSE金標準先物はNY金の下げをそのまま反映し朝から約50円/gの値下がりとなっています。ただ結局この数週間にわたる7900~7800円レンジ内でおさまっており方向感が出にくい状態となっています。ただFRBが変わらない姿勢で金融引き締めを継続していくことにも市場は景気への悪影響を及ぼすとして懐疑的な見方も強いようです。当面レンジの逆張り相場か?【白金標準先物 日足】
NY白金1月限もFOMC声明発表を受けて他の貴金属同様に軟調な動き。4300円台の狭いレンジでの動きが続いて生きていることからも商いは低調で値動きも限定的となっています。しかし以前からの指摘してきている通りNY市場での総取組高増加の傾向は依然続いています。2022年の銀の需給がこの10年で最大の供給不足になる見通しからも産業用途の強い貴金属は上昇傾向を強めてきています。まだ下値確認を繰り返していますが下値は切り上げてきており下振れリスクは低いと考えます。
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