週末緩んだ気温低下も再び冷え込んできました。
昨晩の米経済指標は若干は改善はあるものの水準的には回復基調とは言えず、国内の景気減速感は拭えず。また中国の景気減速懸念も残っています。米個人所得は前月比0.3%増、個人支出は前月比変わらず。米ISM製造業景況指数は48.2%で引き続き50を下回った状態。
ドル円はほぼ変わらずで121円前後で米雇用統計、イエレン議長の議会証言を来週に控え見送りムード。米10年国債利回りは買われすぎ感から債券が売られ1.95%にやや上昇。
【NY金 日足】
緩やかな上昇基調が続きます。米経済指標も振るわず米1月雇用統計、イエレン議長議会証言まで利上げ先送り観測が強まるか。CFTC建玉明細は1/26現在で約59000枚の買い越しで、更に増えている可能性はあります。今週の上伸次第で10万枚を越えてくると買われ過ぎ感がでてきますのでそうなると警戒域。予想レンジは1145~1115ドル。
【東京金 日足】
昨日までで8連騰。一般的には売り手口が目立っており買い方の内容改善とともに取組高も減少しています。大切なのは流れに逆らわず、せっかくのこの場面は取り逃したくはないものです。ただクライマーズハイには注意。予想レンジは4390~4300円。
【東京白金 日足】
中国景気減速感がまだ残り株価の伸びも今ひとつ。また、戻りだした原油相場も反落し「金」について行きたくても行けない様子。予想レンジ3460~3290円。
【東京ドバイ原油 日足】
OPEC周辺の協調減産への期待が高まるなか具体策も出てこずゴールドマンサックスから否定的な見方も再燃して下落。協調減産への思惑で右往左往か。予想レンジ28500~23600円。
【東京とうもろこし 日足】
シカゴ投機筋は買い越しに転じた様子ですが、上伸への動きは続かず上値が取りきれません。月後半のアウトルックフォーラムも意識され始め徐々に天候相場へと移行していく時期ですが、その前のフェブラリーブレイクで農家の換金売りの警戒もあり一進一退。国内は今月納会月のため手控えられている様子。
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