2021年8月11日水曜日

金 米5500億ドル規模インフラ投資法案上院可決

おはようございます。

昨晩の米株式は米議会上院でインフラ投資法案が可決されたことを好感し上伸。NYダウ、S&P500株価指数は1営業日開けて再び史上最高値を更新しています。NYダウは前日比162.82ドル高の35264.67ドル、S&P500株価指数は前日比4.40ポイント高の4436.75。インフラ整備に5年間で総額約1兆ドルを充てる法案となり、米長期金利も法案の上院通過を受けて上昇し、米10年国債利回りは1.354%。金利上昇を嫌いナスダックは前日比72.09ポイント安の14788.09で他の株価指数に比べてやや上値が抑制されています。なお、上院通過した法案は下院に送付されますが、採決が何時になるかはまだ不透明。


【金標準先物 日足】

国内は昨日200円を超える下げとなり1枚あたりの最低証拠金額の90%以上の動きとなったことから委託者証拠金額が8/11~13まで¥198,000(+¥12,000)に引き上げとなります。昨日は週末から大きく窓を空けて下落したことから出来高も多く46,137枚。総取組高は48,528枚と前営業日から2,266枚増加しました。一般投資家の手口では売り込みも多く出たと同時に安値を買い拾う手口も多く出ていたとみられます。さすがに日本休場中に1700ドル割れまで下げたのは下げ過ぎとの見方は多いようです。ただ債券市場では金利が買われている(債券売り)ようでドル建ての上値が抑えられています。金利の反発は1.4%台までと予想していますが、節目となる1.5%を超える予想以上の金利上昇となる場合はコンベクヘッジが加速する可能性もあり、株式市場も含めてリスクが高まりますので注意してみる必要があります。

 

【白金標準先物 日足】

昨晩の米インフラ投資法案の上院通過を好感した模様で、他のパラジウムやシルバーなど産業用貴金属が反発の動きをみせています。日足でも14日RSIで30%を下回る水準からの買戻しで安値を買い拾う新たな買い手口も散見されます。ドル高は上値抑制要因ですが、1000ドル以下まで下げたドル建て価格、また年初来の3500円以下の水準は値ごろ感が強い水準になっているようです。目先は3600円台回復を目指す動きか?



 

 

 

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