2023年5月26日金曜日

金 中国介入の思惑からドル高一服

米利上げ観測が再浮上。米債務上限を巡る協議への不透明感が続いているものの、米金利上昇を背景にドル高が進んでいます。FRB高官の発言からも市場は6月の次会合、7月には更に追加利上げの可能性を視野に入れてきています。NYダウは5営業日続落となり前日比35.27ドル安の32764.65ドル。ただナスダックでは半導体大手の業績見通しが強かったことでハイテク株をけん引し反発、前日比213.931ポイント高の12698.093。S&P500も前日比36.04ポイント高の4151.28となり前日比プラスで引けています。ドル高人民元安が年初来の水準に達するなど、ドルは対円、対ユーロ、以外にも対新興国通貨に対してドル高が続いてきましたが、中国国営銀行がドルを売っていたと伝えられ、事実上の介入では?といった思惑から日本時間の午前中からドル買いが対主要通貨で巻き戻されています。

【金標準先物 日足】

NY金6月限は前日比20.9ドル安の1943.7ドルと4営業日続落。取組上は8月限に中心限月が移行しつつあります。FEDウォッチでは7月FOMCまでに0.25%の追加利上げの可能性を示されており、市場は追加利上げを織り込んできています。これが上値抑制要因となっていますが、一方では米債務上限に関して不透明感が拭えず下支え。米財務省は30日に短期国債入札(合計1190億ドルの入札)予定を発表しXデーとされる6/1の資金ショートが先延ばしとなる見方が広がってきていますが24時点での米財務省手元現金は494億ドルまで減少しておりギリギリの状態が続いています。円建てOSE金標準先物4月限は前日比25円安の8734円(14:18)での推移。夜間立ち合いで8698円の安値をつけましたが、レンジ内での動きにとどまっており概ね8800~8700円レンジは変わらず。

【白金標準先物 日足】

NY白金7月限は前日比3.2ドル安の1026.3ドルで3営業日続落。ドル高、景気の先行き不透明感が重しとなっている様子ですが、銀、金同様にドル建て価格が下げ止まってきている気配からレンジ内での動きからは放れず。欧州通貨や人民元が反発してきたことを受けてやや持ち直す動きになってきているか?昨日から今日にかけて4500円割れまで下落したOSE白金標準先物4月限は昨日12000枚の出来高をこなし総取組高が増加。4400円台で売り込まれておりレンジの下値を固めている可能性あり。

 

 

 

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2023年5月25日木曜日

金 米国フィッチが格下げの可能性を示す

米長期金利の上昇でドル高圧力が強まってきています。ドル円は1ドル139円台と約6か月ぶりのドル高円安水準まで進みました。今朝方、格付け会社フィッチ・レーティングスが米国の格付けを引き下げる可能性を示したことで、米債務上限を巡り、米国債のデフォルトリスクが意識されています。米国債は売られやすい環境となっており米長期金利が上昇。FRB高官が追加利上げの必要性を言及したこともドル高を招く要因となっています。米株式は米金利上昇、長引く米債務上限問題を巡る交渉を嫌気し続落。NYダウは前日比255.59ドル安の32799.92ドル、ナスダックは前日比76.083ポイント安の12484.162、S&P500は前日比30.34ポイント安の4115.24。FOMC議事録では追加利上げ継続の是非を巡り意見が分かれており相場への影響はほぼ見られませんでした。

【金標準先物 日足】

NY金は3日続落。中心限月6月限は前日比9.9ドル安の1964.6ドル。FRB高官のタカ派寄りの発言で金融引き締めの長期化が警戒され米長期金利が上昇しています。米債務上限を巡りデフォルトリスクが意識され債券が売られやすくなっているのも金利上昇に拍車をかけドル高を招いています。ドル高により割高感から上値を抑えられる一方で、またデフォルトを警戒する安全資産買いも同時に入り膠着。円建てのOSE金標準先物は前日比11円安の8767円(13:44)で推移。1ドル139円台と約半年ぶりの円安水準で下値が支えられています。ボリンジャー20日中心線、一目均衡表転換線・基準線上にありトレンドは継続中。2011年に米債務上限を巡り一時政府機関が停止し、米国が格下げされた記憶は新しく警戒が強まっています。

【白金標準先物 日足】

NY白金も2日続落。中心限月7月限は前日比28.1ドル安の1029.5ドル。OSE白金標準先物4月限もGWの祝日取引以来に4500円割れの水準を試してきています。NY株式の下落や中国におけるコロナ感染の再拡大が悪材料になっているとみられます。直近5月終値安値の4535円(5/16)を下回るかたちで終わる可能性があり、一時的にGW祝日取引中につけた安値4424円(5/8)を試すかどうか…?


 

 

 

 

 

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2023年5月24日水曜日

金 米債務上限を巡り協議難航

22日米バイデン大統領と共和党マッカーシー下院議長の4回目の会談でも協議の進展はなく未だに両者が主張する内容には大きな隔たりが残っています。Xデーとされる6/1までは残り10日を切り、米財務省の資金も683億ドル(22日)と残り少なく資金ショートの懸念は消えません。米株式は協議に進展がないことを嫌気し下落。NYダウは前日比231.07ドル安の33055.51ドルで3営業日続落、ナスダックは前日比160.531ポイント安の12560.245、S&P500は前日比47.05ポイント安の4145.58。ドル円は米利上げ観測が再燃してきていることでドル高圧力が強い一方で、1ドル140円を超える円安水準になると日本政府・日銀の介入への警戒感もあり行き過ぎの円安が抑えられる向きもあります。

【金標準先物 日足】

NY金6月限は前日比2.7ドル安の1974.5ドル。米カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁の発言から利上げ観測が高まり一時1955.8ドルまで下落したものの米債務上限を巡る協議が難航していることが下支えとなり1970ドル台まで戻っています。ドル円の円安水準が国内円建てのOSE金標準先物4月限は支えられ、本日は前日比36円高の8763円(10:55)で推移。決め手材料待ちか?

【白金標準先物 日足】

NY白金7月限は前日比19.7ドル安の1057.6ドル。金同様に材料に欠け国内円建てOSE白金標準先物4月限も4600円を挟み膠着が続いています。時間による調整の持ち合いが続いています。


 

 

 

 

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2023年5月19日金曜日

金 米財務省資金枯渇

米株式は米債務上限を巡る協議で早ければ週末にも合意に達するといった楽観的な見方で続伸。NYダウは前日比115.14ドル高の33535.91ドル、ナスダックは前日比188.272ポイント高の12688.838、S&P500は前日比39.28ポイント高の4198.05。年初からの新規失業保険申請件数が増加し悪化していたのは不正受給によって押し上げられていたことが判明し雇用悪化については見直す見方が浮上。米国経済の底堅さと米債務上限を巡る問題が解決されることを見越しドルが上昇しているようです。ドル円相場は200日移動平均線を上回るドル高円安で昨年12月以来の1ドル138円台に。投機的なドル買いの勢いが出てきている兆し。

【ドル円 日足】

【金標準先物 日足】
本日19日、OSE金標準先物4月限終値は前日比6円安の8718円。8800~8700円のコアレンジでトレンドの中の時間調整中と捉えています。米債務上限を巡る問題はXデーとされる6/1前にも合意に達する見方が広がってきています。実際にデフォルト(債務不履行)に陥るといった見方はほとんどありませんが、景気の先行き不透明感は相場を下支えする要因となっています。FEDに対する今後の金融政策の見通しについては市場は『利上げ停止 or 追加利上げ』といった見方になっており6月FOMCでの金利予想は「据え置き」が63.3%、「0.25%利上げ」が36.7%といった予想。まだ追加利上げへの警戒は消えていませんが、利上げの副作用は地銀の破綻にも表れている通り米国経済を蝕んでいます。NYでは今月中に中心限月が6月限から8月限に移行されるため、現在は方向感に乏しい動きですが円建て価格に関してはドル円相場が200日移動平均線上にあり基調転換となる可能性もある局面。

【米財務省TGA(現金残高)】


【白金標準先物 日足】
19日OSE白金標準先物4月限終値は前日比29円安の4591円。目先は米債務上限を巡る協議の進展が注目材料。Xデー前にも米財務省の資金が枯渇する可能性もありこの週末どのような進展がみられるか?

 

 

 

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