おはようございます。
再び欧州での新型コロナウイルスの感染が拡大しつつあります。週末独スパーン保険相が国家的な緊急事態に陥っているとしてコロナ感染拡大が深刻化していることを市場が嫌気しリスクオフの展開が為替市場で進んだようです。ドル円は114円台中盤から113円台中盤まで進み、ユーロも対主要通貨で売られる展開。欧州からNY時間序盤にかけて米長期金利も下げ株式も時間外で軟調推移でしたが、独マース外相がドイツ全土のロックダウンを否定したことで幾分買い戻される動き。ただ欧州でのコロナ感染拡大が景気回復を減速させるとの観測から投資家心理が悪化されたまま週末の取引を終えています。NYダウは前日比268.97ドル安の35601.98ドルで終えた一方、ナスダックは前日比63.727ポイント高の16057.437と続伸し過去最高値を更新しています。S&P500は前日比6.58ポイント安の4697.96。
【金標準先物 日足】
< 11/19発表CFTC建玉報告 NY金11/16現在 >CFTC建玉明細は7週連続で投機筋の買い越しポジションが拡大。ただこれまでロング増加とショートカバーで買いポジションが拡大してきましたが、今回発表ではロングが前週比19418枚増、ショートが前週比9819枚増とロングショート共に増加しており買い手口だけでなく売り手口も増え短期的な売り買いの思惑が交錯していることがうかがえます。FRB人事待ちと思われましたが、ここにきて再び欧州でコロナ感染拡大懸念が強まってきており、さらに金へのヘッジニーズが高まるものと思われます。SPDR金ETFも久しぶりに前日比8.15トン増の985トン。
【白金標準先物 日足】
< 11/19発表CFTC建玉報告 NY白金11/16現在 >CFTC建玉明細は6週連続で投機筋買いポジションが拡大。総取組高も6万枚を回復し増加傾向が続いています。ただ週末、欧州コロナ感染拡大懸念からリスクオフの展開で国内相場は円高も重なり本日100円を超える続落で、新値足陰転換値3849円を下回っており一時的な深押しも懸念される流れとなっています。10月末11月初めの3600円台が警戒域となりそうですが、金が堅調さを継続することとなれば下支えされる可能性も。
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