おはようございます。
昨晩の米株式は経済指標などの新規材料難のなか、原油安によりエネルギー関連銘柄が売られたり前日の金融株の反動安などでNYダウは反落。一方、金利安を背景にハイテク銘柄は買われナスダックは過去最高値を更新。S&P500株価指数は3営業日連続で過去最高値を更新しています。NYダウは前日比150.57ドル安の34283.27ドル。ナスダックは前日比140.12ポイント高の14500.51。S&P500株価指数は前日比9.91ポイント高の4290.61。米長期金利は長期債がより買われイールドカーブがフラット化。
【金標準先物 日足】
NY金8月限セツルメントは前日比2.9ドル高の1780.7ドル。先週からの1790~1770ドルの狭いレンジでの動きになっています。今週末発表される米6月雇用統計では非農業部門雇用者数は69万万人増(前回5月55万人増)、失業率5.7%(同5.8%)と市場予想では改善が見込まれており早期テーパリング観測が上値を押さえている一方、新型コロナウイルスの変異株「デルタ株」が一部のアジア、オーストラリアで感染が拡大しており欧州や英国でも感染拡大懸念が強まってきていることから安全資産としての観点が下支えの要因となっている模様。今週末は米雇用統計が注目されますが、米国では独立記念日が重なり月曜日が祝日で3連休となります。トレーダーたちはやや手控えムードか?
【白金標準先物 日足】
インドで発見されたコロナ変異株「デルタ株」が南アの感染第3波を引き起こしているようです。これまでの「ベータ株」よりも感染力が強いとされており、南アではワクチン接種の進捗に対し、感染拡大が再び広まり事態が悪化しているとして、今週から酒類の販売禁止や集会の禁止などの行動制限を導入。南ア通貨ランドもドル高を背景に売られやすくなっているようです。今のところ鉱山生産などへの影響はないようですが、警戒感は強まっているかもしれません。取組内訳では売りが一巡しているとみられますが、今後投機筋の新規仕掛けがどう出てくるか?
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