2015年10月17日土曜日

10/16発表CFTC建玉明細から

おはようございます。

昨晩は株高、売られていたドルの巻き戻しによりドル円も119円台を回復しました。米雇用統計で一変した貴金属の流れは2週間を経過してきています。


CFTC建玉明細 2015/10/13現在】

ロング
ショート
ネット
総取組高
CMEドル円
38,004
51,836
13,832
169,873
NY
203,299
86,140
117,159
435,928
NY
74,575
22,865
51,710
161,346
NY白金
51,130
24,758
26,372
71,682
NYパラジウム
18,258
6,051
12,207
25,558
NY原油
487,740
222,748
264,992
1,645,951
シカゴコーン
393,203
246,723
146,480
1,290,684
シカゴ大豆
192,606
129,473
63,133
733,840


「ドル円」はドル買い円売りのポジションが縮小。9月以降縮小したままですが同時に取組高も減少しており、やはりまだポジションを積極的に取っていない様子がうかがえます。ドル>円の金利差を前提とするならばこれ以上の縮小は限定的ですが、ポジションが逆転する可能性が決してゼロではありません。取組高が増加し始めたときにどうポジションが推移していくか見極めが必要と考えます。「金」は5週連続で買い越しを拡大。新規買いとともにショートカバーも見られショート枚数が10万枚を下回ってきました。集計日以降も週末まで20ドル以上上伸していることからすると週末段階では更に買い越しが拡大していると推測されます。となると5月高値時あたりのポジション取りまできていることになり、高値警戒は必要でしょうか。他貴金属も同様。「原油」は価格が下落したなか買い越しが拡大。「コーン」は値動きどおり買い越しが縮小しています。

【NY金 週足】
陽線が2本立ち力強さが増してきました。期待するところは雲抜けとなりますが、CFTC建玉明細から見ると少し上値が限られてくるかもしれません。来週以降、高値は警戒して押す場面があればしかけやすいのかも。

【東京金 週足】
 陽線3本目に挑戦です。円安で東京市場でひと伸びがあるかもしれませんが、来週は高値追いは少し警戒してみたほうがいいかもしれません。基本は強気ですが、材料(利上げ先送り)も賞味期限が切れてくることも考えられ押し目を拾う構えでみていこうと考えています。

【東京白金 週足】
 こちらも陽線3本目に挑戦。急速な上伸でどうしても一旦の調整安を期待してしまいますが、まさしく押し目待ちに押し目なしの展開。来週、中国GDPやECB理事会などの材料も控えていますがベクトルが上向きの相場ですので狙いは買いで。「金」同様に高値追いは警戒ですが、来週末も高いとなると爆騰相場の展開も考えられます。

【東京原油 週足】
来週21日のOPECと非OPEC加盟国との会合が控え、特にロシアとOPECの生産調整についての議論がなされる可能性があります。米リグ稼動件数も減少しており年初と同じような状況です。底値圏形成中の動きと考えており、立ち上がる相場についていく方針。

【東京とうもろこし 週足】
まだハーベストプレッシャーが強いのか、CFTC建玉明細では買い越しが縮小。新甫が一旦売り込まれたほうが仕掛けやすいのかもしれません。

来週は相場も大きく動きそうです。
また、来週もよろしくお願いいたします。


お問い合わせは 0120-988-528 まで。

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