おはようございます。
米FRBは米政策金利を4.50~5.00%とし、0.25%の利上げを決定しました。政策金利見通し(ドットチャート)では 2023年末時点の中央値が5.1%と前回12月会合から据え置き、2024年末時点の中央値は4.3%と前回値4.1%から上方修正されています。FOMC声明では「継続的な利上げが適切」の文言が「今後数回」に変更されており、利上げ到達点が近いと内容的にはハト派として市場には捉えられ株価は一時上昇しましたが、米パウエルFRB議長はFOMC終了後の会見で「FOMC参加者は年内利下げを想定していない」「必要なら想定以上の利上げを実施する」と述べ、市場は再び警戒感が強まり急落。またイエレン財務長官が「預金保険の適用範囲について大幅な拡大は検討していない」と前日の「預金全額保護」の発言を覆す内容の発言が株価の値下がりを加速させる結果となっています。NYダウは前日比530.49ドル安の32030.11ドル、ナスダックは前日比190.154ポイント安の11669.955、S&P500は前日比65.90ポイント安の3936.97と株価は大きく反落して終えています。米長期金利は利上げ到達点が意識され低下、ドル円相場も日米金利差拡大見通しが後退し円高ドル安の動き。11:00現在1ドル130.90円と131円を割り込んでいます。
【金標準先物 日足】
《FEDウォッチ》NY金4月限は前日比8.5ドル高の1949.6ドルのセツルメント(02:30)。FOMC会見後には米長期金利の低下、イエレン財務長官の発言を受けて1982.3ドル(04:52)まで上昇し、現在日本時間でも1972ドル付近での推移となっています。OSE金標準先物2月限は日中取引が前日比37円高の8286円(08:45)で始まり、1ドルが131円を割り込む円高の動きで8258円まで売り込まれる場面もありましたが、11:00現在は8274円まで買い戻されてきています。米パウエルFRB議長は「会合参加者は年内利下げを想定していない」会見で述べていますが、FEDウォッチを見る限り、市場は利上げ到達点を見越して年内2回の利下げを想定しています。今後利下げを意識していく展開となるとNY金の下値は切り上げていくことが予想されます。また米財務長官も預金保護について慎重な発言を繰り返しており、市場だけでなく金融当局にも金融システム不安への警戒は残っており「金」にとってはプラス環境。【白金標準先物 日足】
NY白金4月限は前日比10.3ドル高の987.0ドルで高値では1000ドル超えを覗いています。下値はやや切り上げてきながらも国内市場は円高が重しに。OSE白金標準先物2月限は前日比5円高の4114円(11:29)の小幅高で推移しています。4200~4100円のレンジ抜け待ち。
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