おはようございます。
ここ数日続いてきた米長期金利上昇が一服。原油高、金利上昇ペースが警戒され債券に買戻しの動きが見られました。米10年国債利回りは4.58%と前日の4.6%台から低下。米株式は安堵感から反発。NYダウは前日比116.07ドル高の33666.34ドル、ナスダックは前日比108.427ポイント高の13201.276、S&P500は前日比25.19ポイント高の4299.70。ただ米政府機関の一部閉鎖の可能性も高まってきているため、警戒感も強まっています。
【金標準先物 日足】
OSE金標準先物8月限は前日比50円安の8961円で夜間取引を終えています。NY金12月限は長期金利上昇によって上値が抑えられ前日比12.3ドル安の1878.6ドルと4営業日続落。ただ米金利上昇の背景は米連邦議会で新年度予算が成立しておらず、10/1からの新年度で政府機関が一部閉鎖になるリスクが高まっており米国債の格下げ懸念から米国債が売られ金利が上昇している『悪い金利高』。2011年8月に米国債が格下げされたときはリスク商品から質への逃避の動きが強まり、当時NY金は最高値をつける上昇となりました。今回、債務上限問題は一旦棚上げされていますが、政府機関が閉鎖となると来週以降、経済指標の発表が延期されるなど金融政策に与える影響も大きくなり市場心理としてマイナス方向に傾きやすくなるとみられます。本日のOSE金標準先物8月限は8960円で朝寄付き±10円のレンジで午前中は横這い。チャートでは遅行線が実線と交差し抵抗が見られるところと考えます。昨日には取組高が5万枚を超えていますが、5万枚を超えたのは7月末の急落時以来2か月ぶり。週末、月末、四半期末という節目でもあり、また今日から10/6まで中国では「中秋節」と「国慶節」の大型連休を迎えます。【白金標準先物 日足】
OSE白金標準先物8月限は前日比58円高の4316円で夜間取引を終え、今朝8:45寄付きが4327円でスタートすると買いが先行する展開で4350円(11:40)まで上昇。白金も遅行線が昨日実線と交差し、本日は実線に沿った上昇。外部要因なく主に内部要因主導の動きとみられますが、国内OSE取組内容では海外投資家の買いが増えつつあります。ドル建てNY白金10月限も前日比18.8ドル高の905.3ドルと900ドル割れから反発しており下値は限られた印象。中心限月は1月限に移行してきますが、915.1ドルと安値圏水準。
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