全国的に愚図ついたお天気。週末には台風も近づいてきます。
今朝未明に公表された米FOMC議事録ではインフレ目標の2%に向かう合理的な確信が得られていないなど利上げの状況には近づいているものの、依然その状況には達していないと記されており9月利上げの可能性が後退しています。ドルは下落して123円台、米長期金利は指標である10年国債利回りが2.13%に低下。米株式はFOMC議事録を受けて一旦反発した場面もありましたが、中国の景気減速への懸念などもあり伸びきれず、NYダウは-162.61ドルの17348.73ドル。
【NY金 日足】
米FOMC議事録で9月利上げの見方が後退。直近高値1126.3ドル(8/13)を上抜けました。ファンドの売り込みは相当量残っており、もう一段のショートカバー(買戻し)が期待できそうです。今週はまだ戻りの時間内と見ています。
【東京金 日足】
直近高値4490円(8/13)を上抜けました。待ち受けるは雲のライン。4794円(6/2)から4285円(7/24)まで509円下げた半値戻りが4539円。安値4285円からの日柄でいくと来週末ぐらいまでは上値を試す展開が続くかどうか。流れには逆らわず押し目買い。
【東京白金 日足】
チャートは好転しています。直近高値4055円を上抜け。「金」と違い今回の上昇で一般投資家の買い越しの減少が目立ちます。「金」に比べ一般投資家の因果玉はかなり上値に買玉があり戻っている局面でやれやれの売り建てが入っているようです。自らフタをしてしまうのではなく買いポジションを延して維持していくことが懸命でしょうか。
【東京原油 日足】
EIA週間原油在庫では予想外の在庫増加でサプライズ。市場予想80万バレル減少のなか前日に発表されたAPI在庫では230万バレルの減少だったのが、EIAでは逆に260万バレルの増加。ただ昨日も指摘したとおり下落の日柄ではかなりの日数を経過しており反転の機会をうかがう狙いでいくのが良さそうです。
【東京とうもろこし 日足】
米プロファーマー社におけるクロップツアーで全米各地のイールド見通しが報告されていますが、市場へのインパクトは限定的。敢えてコーンを狙う状況ではないように考えています。
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