東京金 売り転換

【NY金　日足】

ドル建ては前日に急落し1,300ドルを下回りました。背景には米長期金利の上昇、ドル高があり上値を圧迫しています。

12日のセミナーでも申し上げましたがNYの投機筋の買いポジションはここ数週間で大きく縮小されており昨年12月に匹敵する水準となっています。売られる余地は取り組み上、限られているのでは？とセミナーでも申し上げましたが想定とは少し違う動きになっている可能性もあります。

昨年12月のように総取組高が減少していく様子もなくあまり変化がなく3月以降50万枚前後でわずかな変化しか見られません。
AIトレードによる短期売買がほぼ売買高を占めているといわれていますが、ここ最近の傾向では一日の中の高速売買で上下をしているだけということになると当然行き過ぎた水準までの値動きも考えられるかもしれません。
現在のポジションから考えればいずれ反発する可能性もありますが、米6月FOMCまでは残り1ヶ月を切っており、ファンダメンタルズでもまだ弱い状況です。地政学リスクもありますが、やや下値探りの展開になっているとみられます。予想レンジは1,305～1,270ドル。

【東京金　日足】

残念ながらテクニカル上は売り転換しています。一目均衡表の基準線と転換線がデッドクロスしています。新値足も昨日陰転。遅行線が本日実線と交わっており、明日のローソクで急騰するような動きでないかぎり実線を下回ってくる可能性が高いです。NYの反発など希望的観測はありますが、本日売り転換の方針に見直しました。当面は下値探りとみます。見切り千両となるかどうか・・・。予想レンジは4,600～4,530円。

セミナー予定 

 

 

  6月2日（土）

 

 

6月9日（土）

　

 

 

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買えない相場は・・・

【東京ドバイ原油　日足】

騰勢著しい原油相場。先週トランプ大統領がイラン核合意離脱を表明したことで内外で急騰中。強い上昇トレンドが形成されています。

 今週の米週間原油在庫は市場予想は前週比80万バレル減でしたが・・・。
昨日日本時間未明の 米石油協会(API)の公表は4億3560万バレルで前週比490万バレル増加。予想に反した内容でしたが、原油相場への影響は限定的。しかし昨晩発表された米エネルギー情報局(EIA)発表では4億3240万バレルで前週比140万バレル減少と予想以上の減少となり原油高騰に拍車がかかっています。強材料に反応しやすい地合いと言えます。

中東産原油の指標となる北海ブレント原油とNY市場のWTI原油の価格差が拡大傾向。イラン、イスラエルなどの中東リスクは素直に北海ブレント原油に反映されています。一方遠く離れた米国でのWTI原油では米シェールオイル増産の観測もありひとつフィルターがかかる動き。東京の原油は中東産でありWTIの動きではなく北海ブレントに沿った動きになります。

また週末20日にはベネズエラで大統領選挙。現職のマドゥロ大統領が再選されると、欧米からの非難もあり追加制裁される可能性があります。追加制裁となると原油供給が停止に追い込まれる事態になるとみられているためイラン以上に注意が必要です。

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ドル高一服？

おはようございます。

米株式は小動き。NYダウは前日比31.51ドル高の24737.92ドル。ドル円は米長期金利上昇が一服との見方から110円前半で高止まり。米長期金利は一服感があるものの前日に続き米鉱工業生産の数字が良好なこともあり景気の先行きが楽観視され債券売りが続いています。米10年国債利回りは3.10％。

欧州では伊新政権樹立に不透明感が広がり一時ユーロ安が進んでいます。トルコをはじめ、新興国からの資金流出の動きも相対的にドル高に影響しています。一方、日本では1-3月期GDPが発表され9四半期ぶりのマイナス成長となり安倍政権の継続が危ぶまれる見方もありこれが円高要因となっているようです。

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