おはようございます。
米株式は3日続伸。前日のADP雇用者数の予想を下回る増加をみて今晩の米雇用統計を控え雇用回復鈍化には警戒されつつ追加経済対策への期待やワクチン実用化の流れにリスクオンが続いていますが、上値追いは慎重ムード。ドルインデックスも一時2018年4月以来の水準90.67まで進みリスクオン=ドル安の構図。道中ダウは3万ドルを回復していましたが米ファイザーのワクチン供給が当初の目標より半減する見通しが示されダウは後半値を落として終了しています。NYダウは前日比85.73ドル高の29969.52ドル、ナスダックは前日比27.81ポイント高の12377.18。米共和党マコネル上院院内総務が追加経済対策に前向きなコメントをしたと伝えられましたが、対する米民主党シューマー上院院内総務はマコネル氏は妥協していないと指摘しており依然、両院合意には不透明感が残ります。
【NY金 日足】
3日続伸。買戻し主導の動きに追加経済対策への期待も加え続伸となり高値1847.4ドル(21:39)と11/23急落のデッドラインとなっていた1850ドルを試しましたが、手前で失速。ドルインデックスも下げドル安の動きでしたがリスクオンで株式が買われる反面、安全資産の「金」は上昇モメンタムが続かなかったようで一時1826.7ドル(01:08)まで反落。しかし株価上昇の勢いが弱まると「金」が値を回復する逆相関の動きで値を戻し高値水準を維持しています。日本時間は1840ドルを上回る水準で推移。一気に駆け上がる材料に欠けるものの買戻しから徐々に買いポジションの持ち高を回復していく流れと考えます。米12月FOMCについては、雇用回復状況や経済指標からみても鈍化ながら改善傾向がみられており追加緩和期待が高まる可能性は低いか?
【金標準先物 日足】
11月後半急落のデッドラインは円建てで6250円。目先の買戻し一巡水準は6250~6200円辺りと考えられますが、NYではまだ新規買いでの押し上げの様子はまだ見られないため売り手口をこなしながらの段階的な上昇になっているとみられます。日足テクニカル上、基調転換が早めに出る指標(ダマシも多い)MACDとシグナル線のクロス の間近。昨晩の6100円どころを維持できれば押し目買いの流れとなりそうです。ただ上値抵抗も見ながら上昇への動きは慎重に見ていきたいところです。
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