米株式は続落。昨晩発表された米6月ADP全米雇用報告では民間就業者数が予想を大幅に上回る+49.7万人で強い雇用が確認され、米利上げへの警戒が強まり株価は大きく値下がりました。その後の米経済指標は強弱まちまちでしたが、流れは変わらず長期金利も上昇。米10年国債利回りは3月以来に4%台に達してはいますが、米10年-2年の長短金利差が拡大したまま「逆イールド」の状態が続いています。将来的な景気減速への警戒も残します。
【NY金8月限 日足】
【金標準先物 日足】
NY金8月限は前日比11.7ドル安の1915.4ドルのセツルメント。ADP雇用報告で労働市場の底堅さが確認できたこと、またFOMC議事要旨で殆どの参加者が年内利上げが適切と考えていることが明らかとなり金利を生まない「金」は軟調な動きとなり続落。金利先物市場では今月FOMCでの利上げをほぼ織り込んでいます。NY金8月限一代足で200日移動平均線まで下落してきたことで下支えられるかどうか?米長期金利(10年物)が4%台をつけるなど長期金利上昇が重しとなりますが、長短金利が逆転する「逆イールド」の状態も長く続いています。景気減速(リセッション)への兆候でもあり、また金融機関の収益を圧迫していくことにもなります。
【 NY白金10月限 日足】
【白金標準先物 日足】NY白金10月限は前日比15.3ドル安の909.7ドルと6月末の安値を確認。中国の景気減速を懸念し人民元安が続き商品市況が弱まってきましたが、中国当局も人民元安を食い止めようと基準値をやや高めに設定する兆候が見られてきています。6月に10カ月ぶりの利下げに踏み切ったことで当局が支援策に積極的になってきているとの指摘もあり7月末に開かれる共産党中央政治局会議で何らかの追加経済対策が打ち出されることが期待されています。需給が引き締まっているにもかかわらず安値圏で低迷している要因として冷え込んだ投資家心理があるとみられ今月、機が熟してくるか…。
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