昨晩の米株式は材料難で小幅高。中国のコロナ対策の規制緩和で経済活動が再開されることに期待が広まる一方で、FRBの金融引き締め姿勢が続く見通しから債券が売られ米長期金利が大きく上昇し米10年国債利回りは3.00%超え。9日にECB理事会を控える欧州でも利上げ観測が強まってきており、対円でユーロも上昇。昨日の黒田日銀総裁の発言から今朝のアジア時間スタートから円安が進み、ドル円では1ドル133円台、ユーロ円では1ユーロ142円台に迫ろうとしています。本日はRBA豪中央銀行も0.50%政策金利の引き上げを決定し円は対主要通貨で売られやすい展開となっています。
【金標準先物 日足】
本日、金標準先物の期先4月限は前日比74円高の7838円で取引を終えました。昨晩のNY金8月限は米金利上昇、ドル高で上値が抑えられ前日比6.5ドル安の1843.7ドルで引けましたが、1840ドルに位置する200日移動平均線でサポートされる形で下支えられ下値も限定。今朝は7787円と昨日から小幅高で始まった国内日中取引ですが、1ドル132円を上抜くと円安の動きが加速し一時132.98円(15:03)まで円が売られ円建ての金価格を押し上げています。ドル高でもドル建て金価格が1840ドル前後で下支えられており、国内円建て価格は素直に円安を反映し、4月からの下落幅の半値1/2戻り(7782円)をクリアし新値足は陽線3本目。【白金標準先物 日足】
昨日までの連騰の勢いが続き今朝の日中取引寄付きは3/10以来となる4200円からのスタートとなりました。下支え要因となる円安ドル高の動きでしたが、1か月半ぶりの高値とあって利益確定売りに圧され終値は前日比43円安の4124円で安値引けとなりました。中国市場の株式も経済活動再開で買われてきましたが、ドル金利上昇で新興国からの資金の流出懸念も強まり利益確定売りが先行する展開だったようで、中国依存度が強いため白金も同じように軟調な展開となったようです。ただNY白金も200日移動平均線が996.5ドルに位置しており、今のところ1000ドル近辺で下値抵抗は出てきている様子。ドル建ての下値サポートが下値を支える展開を予想しています。
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