おはようございます。
昨晩発表された米7月消費者信頼感指数は予想を上回り100.3と堅調さを維持、また米6月雇用動態調査(JOLTS)も予想を上回る求人件数818.4万件と前月から増加し強い数字が示されました。ドルは買われドル高、株価も好感され上昇する動きを見せていました。しかし0:00過ぎにNHKで本日開かれる日銀金融政策決定会合において「追加利上げ検討」との報道が伝えられ、1ドル154円台から153円台に。朝方には152円台まで円高が進み152.10円(09:53)と152.06円をつけた7/25以来の円高水準が試されています。
米株式は大手IT関連企業の決算発表を控え、AI関連銘柄が売られダウ銘柄が買われたようです。NYダウが前日比203.40ドル高の40743.33ドル、ナスダックが前日比222.784ポイント安の17147.416、S&P500が前日比27.10ポイント安の5436.44。
【ドル円 日足(~7/30)】
【NY金(中心限月つなぎ) 日足】【OSE金標準先物 日足】
NY金中心限月となる12月限は前日比26.4ドル高の2451.9ドルと金利低下を背景に反発。今晩のFOMCで9月利下げの可能性が高まるとの見方が多く買い直されてきている様子。またWGCレポートでインドの輸入税引き下げによって2024年後半の同国の金需要が伸びるといった見方も買われた要因のひとつのようです。国内OSE金標準先物6月限は、本日の日銀金融政策決定会合において追加利上げが警戒され円高圧力により上値が抑えられています。昨晩夜間立ち合いで伸びた11953円(30日16:51)が目先の戻り高値になっており、11900円台はやや重い様子。ただ「金」そのものについては上昇トレンドが維持されており金ETFも増加傾向。国内は為替に左右される展開。
【OSE白金標準先物 日足】
NY白金10月限は前日比13.4ドル高の971.0ドルで2日続伸。950ドル割れで反発し、国内OSE白金標準先物6月限も昨晩夜間立ち合いでは4800円台を一時回復しています。今朝の日中立会い寄付きでは前日比1円安の4769円でスタートし、やや上昇気配で4789円(12:10)で推移しています。NY白金でも950ドルに200日移動平均線が位置しており、OSE白金標準先物でも4600円割れの200日移動平均線がチャート上下支えとなっています。日銀発表を見極めるムード。
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