2016年9月14日水曜日

世界的に長期金利が上昇


おはようございます。
秋の長雨。天気も相場もスカッとしません。

米株式は再び反落。国際エネルギー機関(IEA)は月報で供給過剰が長期化する予想を示しこれを受けて原油相場が急落。原油安を嫌気して警戒感が強まりました。NYダウは前日比258.32ドル安の18066.75ドル。ドル円は102円台後半へ円安ドル高。利上げ観測は後退していましたが、日銀についての報道などもあり方向感のない動き。米長期金利は上昇。米10年国債利回りは3か月ぶりの水準で1.73%。日米欧それぞれが金融政策について検証され緩和策の見直しが意識されています。この金利上昇が株安を誘発する原因にもなっています。



【NY金 日足】
軟調な展開が続いています。米金融政策の動向がカギですがここのところの世界的な長期金利上昇が上値を重くしています。株安と連動しているのもそのためのようです。ただそれだけ世界の金融性格については不透明感も強く下落も限定的とみられます。予想レンジは1350~1305ドルで変わらず。


【東京金 日足】
 この4330円あたりはチャート上でも分岐点。ボリンジャーでは中心線となり、また一目均衡表では雲の下限。4300円割れは視野に入れて考えます。予想レンジは4370~4260円変わらず。


【東京白金 日足】
 東京市場は8月末の安値を下回り安値更新。ここでまた陰転です。ボリンジャーもバンドウォークに入りつつある動きでテクニカルは売り指示です。しかし流れは単に金利上昇によるドル高貴金属安の流れで流動性の低さからもろいだけのような印象もあり下値は限られるように考えています。3400円割れは想定内で。予想レンジは3480~3360円。


【東京ドバイ原油 日足】
米石油協会(API)発表の週間原油在庫は前週比140万バレル増の5億1470万バレルで予想を下回る増加。これよりも国際エネルギー機関(IEA)が石油月報で世界の石油需要見通しを下方修正し需給悪化懸念が強まりました。貴金属同様浮上するきっかけが掴めません。チャートは横ばいが続く展開。予想レンジは変わらずで30200~28200円。


【東京ゴム 日足】
期先限月は2月限ですので減産期前の増産期。買う材料もなし・・・。


【東京とうもろこし 日足】
シカゴは首が垂れてきました。先月の戻り高値まで戻り切れずに反落。イベントリスクも経過して下値を試してくる可能性が高まったと考えます。






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