米株式は大きく下落。取引開始前に国際通貨基金(IMF)が世界の経済成長率を下方修正しました。4月前回発表時から2020年は-3.0%→-4.9%へ、2021年は5.8%→5.4%へとそれぞれ下方修正。株式はこれを受けて売り先行で始まり、カリフォルニア州などの感染者大幅増加の報道からリスク回避の動きが高まり下げ幅を大きくしました。NYダウは前日比710.16ドル安の25445.94ドル。ハイテク株が物色され上昇してきたナスダックも9営業日ぶりに反落し前日比222.20ポイント安の9909.17で引けています。シカゴ連銀エバンス総裁も経済見通しについては不確実と言及。また米トランプ政権がEU・英からの輸入品に関税を検討している報道が出るなど株式市場にとっては逆風の材料が多く、ドルもリスク回避により対ユーロ、対新興国通貨でドル高の動きとなりました。
【NY金 日足】
前日の直近高値更新から1800ドルに向かう動きが強まりNY時間外の日本時間19:00過ぎに1796.1ドルまでの高値を付けた後、米トランプ政権がEU・英に対しての関税を検討している報道を受けて欧州株が下落し、ドルもリスク回避からドル高が対主要通貨で進んだこともあり、市場全般がリスク回避の流れでしたがNY金はドル高に対して弱まったようです。その後もIMFの経済成長率下方修正の発表がありリスク回避のドル高の動きが続きNY金終値セツルメントは前日比4日ぶりの反落となる前日比6.90ドル安の1775.10ドルとなっています。アジア時間オープニングで一時1764.1ドルまで下げましたが、8:35現在1772ドル付近での推移となっています。4月14日1788ドルの高値を付けた日もIMFの経済成長率下方修正発表後もリスク回避のドル高が約1週間続いたこともあり、1800ドル手前にしてドル高がやや重しになるとみられます。
【東京金 日足】
夜間立ち合いで23:50に6096円まで上昇。ドルが対主要通貨でドル高が進む中ドル円も107円台を回復しました。ただリスク回避では「ドル」「円」双方が買われやすい通貨でありドル円でのドル高は限定的の動きとなっています。その後はNY金反落に沿った動きで6060円台の動き。8:45の朝寄付きは6068円でスタートしています。市場は世界経済先行きや米国での新規コロナ感染者が危機以来過去2番目の多さとなったことでリスク回避の動きになっており、リスク回避の環境下でも『ドル高』がNY金の重しとなっています。上値追いの動きは目先鈍くなったか…?
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