三連休はいかがでしたか?週末の日銀追加金融緩和で外電が気になって仕方ありませんでした。
日銀の追加緩和は市場にサプライズの動きを与えました。消費増税10%へのアベノミクスの本気度合いの表れでしょうか。海外投資家が期待していた、日銀は「国債買い」、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は 「株買い」の『ダブルバズーカ』です。果たしてこの効果は?と言ったところで、誰にも分かることはなくただ行く末に期待するのみで、「国策」には逆らえず。
ドル円は2007年以来の水準114円台に到達。当初は110円を越えるドル高円安には日米双方からも反対意見もありましたが、行ってしまえば後の祭り。先週の米FOMC後には米株価は切り返しており、ここのところの原油価格下落など、好条件が揃ってのタイミングだったのでしょうか。
【今週の予定】
11月3日(月)祝日 | <国内> 日本市場休場「文化の日」 <海外> 中国10月HSBC製造業PMI【改定値】(10:00) 米10月ISM製造業景況指数(4日 0:00) 米10月新車販売台数 |
11月4日(火) | <国内> 10月新車販売台数(14:00) <海外> 豪州準備銀行政策金利発表 米9月貿易収支(22:30) 米9月製造業受注(5日 0:00) 米中間選挙 |
11月5日(水) | <国内> 10月マネタリーベース(8:50) 9月毎月勤労統計調査(10:30) 10年国債入札 <海外> 米10月ADP雇用統計(22:15) 米10月ISM非製造業景況指数(6日 0:00) |
11月6日(木) | <国内> 10月都心オフィス空室率(11:00) 9月景気動向指数(14:00) <海外> BOE政策金利発表(20:00) 米新規失業保険申請件数(22:30) ECB理事会 ドラギECB総裁記者会見 |
11月7日(金) | <海外> 独9月鉱工業生産(16:00) 米10月雇用統計(22:30) |
【CFTC建玉明細 2014/10/28現在】
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ロング
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ショート
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ネット
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総取組高
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CMEドル円
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23,883
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91,282
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-67,399
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184,120
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NY金
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195,885
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95,146
|
100,739
|
414,410
|
NY銀
|
57,469
|
51,537
|
5,932
|
173,733
|
NY白金
|
39,900
|
18,950
|
20,950
|
60,695
|
NYパラジウム
|
24,373
|
3,789
|
20,584
|
33,590
|
NY原油
|
428,086
|
160,782
|
267,304
|
1,476,289
|
シカゴコーン
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433,894
|
278,554
|
155,340
|
1,271,020
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シカゴ大豆
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197,210
|
197,947
|
-737
|
693,740
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週末の日銀追加緩和前のデータなので、参考にはなりにくいですが、ドル買い円売りのポジションがどこまで膨らんでいるかが気にかかります。判断の難しいところなので、今週末の数字に注目しています。
【NY金 週足】
昨年6月からの下値サポートだった1180ドルを下回り、底抜け型になってしまったように思います。
買い辛抱は見直しし、下値模索への動きと判断します。
【東京金 週足】
こちらは週末4200円を一時的に割り込むも、ドル高円安で支えられ安値からは戻しての動きになっています。国内チャートは結局持ち合いから脱せずにいますが、円安頼みの買いまわしには限界があるように考えます。上値切り下げながら、10/6安値4176円割れを試してくると考え、「売り方針」へと考え方を見直しています。
【東京白金 週足】
週末の動きで4400円を下回る場面もありましたが、帳入値では4222円と4400円を死守。週末からのドル高円安で功を奏し、10/10高値4514円を突破してきています。本日の足で転換線が基準線を上回ることになり、上値を窺う展開になりそうです。「金」とは動きを異にしています。
【東京原油 週足】
先週で週足陽線2本目。今週が正念場。週足では転換線60990円、日足では」基準線60840円が抵抗ラインか・・・。為替の恩恵が大きいのは確かです。
【東京とうもろこし 週足】
今週で安値をつけた週から6週目。基準線25375円に差し掛かり、押し目がほしいところです。日足では円安の恩恵を多分に受けていますが、上げ過ぎと考えても「売り越し」は禁物。上昇相場はまだ始まったばかりではないでしょうか。