おはようございます。
本日、国内商品市場は大納会をむかえ年内取引終了となります。なお夜間立ち合いはおこなわれ明日31日５:30までで取引終了です。年明けは1月4日（月）朝8:45から取引開始開始となります。
2020年は新型コロナウイルスの発生により2008年のリーマンショック以来の経済危機が危惧され世界中で大量の資金供給策がおこなわれました。米株式市場は空前の上昇となり史上最高値を更新。国内株式市場でも1989年バブル絶頂期の3万円台に迫る勢いを見せています。未曾有の大金融緩和政策で資産インフレが拡大しマネーが躍る展開は来年も更に続くことが予想されます。インターネットの高速化により産業構造も大きく変化し、またエネルギーについても『脱炭素化』がキーワードとなり製造業も変革が迫られています。コロナパンデミックもさまざまなビジネスモデルの変革を求められました。
私たちの国内商品先物市場も今年、取引所が統合され「先物業界」と言われた業界はなくなり金融市場デリバティブ取引のひとつとなりました。行政の縦割りも時代の変化とともに必要性を失い、投資家の利便性が優先されより良い市場構造になっていくことになります。
3月のコロナショックにより相場は大きく乱高下しました。今年中旬までは個人的にも相場の展開を読むのは苦労しお客様にもうまくご提案できませんでした。自分自身にはこれまでになく多くを学んだ年でもありました。ただ終わってみれば夏場以降はお客様にも好成績を残していただき、大満足ではありませんがそれなりにまた来年につなげることができたのではないかと思っています。
来年は丑年となり私自身「年男」となります。お客様方と共にさらに飛躍できるよう、相場に真摯に向き合い精進していく所存です。来年もよろしくお願いいたします。
今年一年間たいへんお世話になりました。どうぞ皆様良いお年をお迎えください。
2020年大納会
後藤 将
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