2014年3月18日火曜日

眠るリスク

おはようございます。
晴れてはいますが、朝は霞がかって視界は良くありません。

クリミア住民投票でロシア編入が支持され、欧米対ロシアの緊張の高まりから始まった今週ですが、欧米の対ロ制裁が小規模な内容にとどまったことから安堵感が広がり、株式市場は反発、供給懸念のあった「原油」は下落、地政学リスクから逃避買いされていた「金」も一転下落しています。

現時点「東京金」4,447円ではMACDはデッドクロスしますが、3月に入ってからデッドクロスとゴールデンクロスが繰り返されているため判断は難しいところです。ただ、12日EMAの4,451円を割り込んできており、終値ベースで割り込んでくるかどうか。今の段階では転換したとは言えません。
「NYダウ」など株式市場は今だ下げ道中と考えられるため、「NY金」12日EMAの1354.6ドル近辺までの下げはまだ押し目と判断するほうが良いでしょうか・・・。

クリミア情勢・中国景気減速懸念・米FOMCなど、リスクはまだ眠っています。


【3/17発表 ICE Commitments of Traders Report~3/11現在~】 

              ロング    ショート   ネット
  ブレント原油    229,970    89,806   140,164(前週比 -12,723) 
[マネージドマネー]

マネージドマネー(主にCTA,CPO等ファンドの運用)の買い越しが5週ぶりの減少。