金 米バイデン大統領イスラエルのイラン石油施設への攻撃を支援？

昨晩はイスラエルが報復でイランの石油施設や核施設を標的にする可能性が報じられ中東リスクが警戒されました。また港湾ストの影響も懸念されていることから米株式は売りが先行し反落。NYダウは前日比184.93ドル安の42011.59ドル、ナスダックは前日比6.648ﾎﾟｲﾝﾄ安の17918.475、S＆P500は前日比9.60ﾎﾟｲﾝﾄ安の5699.94。発表された米経済指標は9月ISM非製造業景況指数が前月の50.2から48.1に悪化。また新規失業保険申請件数も22.5万件と予想を上回る弱い内容でした。今晩の米9月雇用統計は失業率は前月から横ばいの4.2％、非農業部門雇用者数は前月の14.0万人増から14.8万人増と小幅に伸びが拡大すると見込まれています。本日の日本市場も雇用統計発表を控え小幅な値動きで終わっています。日経平均株価は83円56銭高の38635円62銭で取引を終えています。

【ドル円　日足】

【NY金12月限　日足】

【OSE金標準先物　日足】

《　OSE投資部門別建玉内容　金　》

本日4日のOSE金標準先物8月限は前日比24円高の12554円と小幅高。日中取引では今晩の米雇用統計を見極めようと小幅なレンジでの値動きで様子見ムードでした。ドル円は146円後半からポジション調整でやや円高に下振れした動きでしたが、中東リスクの高まりからドル建て金価格は2680ドル付近の高値水準での推移し、SPDR金ETF残高は877.41トンと2024年最大の878.54トン（1/2）に次ぐ今年2番目の水準まで増加。しかし国内市場においては価格こそ最高値更新をうかがおうとしているものの、一般投資家の買い意欲は高まっていません。取引所の投資部門別建玉内容では総裁選当日の終値12569円（9/27）時点で一般投資家の買い越しポジションはそれまで3週連続で縮小。証拠金増額などの理由はあれど、12500円を超える水準では大半が利益確定売りでポジションを縮小していることが推測でき、ドル円が160円まで円安が進み最高値を更新した7月のように買いが膨らんでいません。今晩の米雇用統計を受けてどのような反応を示すか注目ですが、急騰、急落のリスクはどちらが高くなるか？幽霊と相場は淋しいほうに出ることに・・・（相場格言）


【NY白金1月限　日足】

【OSE白金標準先物　日足】

OSE白金標準先物8月限は前日比22円高の4714円で本日の取引を終えています。中国本土市場は国慶節で休場していますが、香港株式市場では約3％上昇し2022年3月以来の高値水準となっています。中国当局が発表した大規模な景気刺激策の影響が続いており、白金市場も大きな影響を受けているとみられます。チャート上でも200日移動平均線上をクリアしており雲を上抜けると一段の上昇への勢いが期待できるか？

 

 

 

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