金 米トランプ再選で試算1ドル168円？

おはようございます。

週明けの米株式は手掛かり難。ハイテク株中心のナスダックは利益確定売りに押され3営業日続落。一方、NYダウは先週からの上昇基調を引き継いで5営業日続伸しています。NYダウは前日比260.88ドル高の39411.21ドル、ナスダックは前日比192.544ﾎﾟｲﾝﾄ安の17496.816、S＆P500は前日比16.75ﾎﾟｲﾝﾄ安の5447.87。
昨晩19時をまわったところでドル円相場が1ドル159.60円台から158.80円台に円が急騰する場面がありました。4/29に日銀が介入に入った水準が『1ドル160.17円』だったことで160円近くでは介入警戒感もあるようですが、4/29は前営業日の154円台から160円に達した゛過度な値動き”だったこともあり、米イエレン財務長官の発言を鑑みると現在の円安ドル高の動きでは介入の可能性は極めて低いとみられます。
今晩の経済指標は米6月CB消費者信頼感指数（23:00）が予定されています。特に今週注目されている材料は28日の米PCE価格指数。前月発表が前年比2.8％でしたが市場予想は前年比2.6％。予想通りとなるとFEDの年内利下げが現実的となり9月FOMC告知後、11月FOMCでの利下げ開始の可能性が強まります。

【OSE金標準先物　日足】

NY金8月限は前日比13.2ドル高の2344.4ドルで反発。米長期金利上昇一服で対ユーロでドルが売られドル建て金は割安感から反発しています。OSE金標準先物4月限は前日比25円高の11978円（9:20）で推移。昨晩の円急騰局面で一時11901円（19:07）まで下落しましたが、すぐに立ち直り前日比プラス圏での値動きとなっています。遅行線が実線を潜っていますが、このままの横這い推移で再び実線を上回り買い方優勢の展開になりやすくなりそうです。本日は2024年6月限が納会となり、明日の朝から新甫2025年6月限が発会。

【OSE白金標準先物　日足】

取組高をNY白金7月限は前日比5.4ドル高の1001.8ドルで6営業日続伸し1000ドル台を回復。NYは取組高を減少させながら上昇してきており買戻しが主導となっているようです。南アフリカでは選挙後に統一国家政府（GNU）の閣僚人事が決まらず政局の不安定な状態が続き南ア通貨ランドの軟調が白金価格の弱材料となってきましたが、下値ラインは4月安値から40ドルほど切り上がった水準から反発してきています。国内OSE白金標準先物4月限は前日比37円高の5122円（9:35）で推移しており6営業日続伸。MACDゴールデンクロスから新値足も陽転中。RSIも50％超えで押し目買い基調は強まってきていると考えます。

 

 

 

 

 

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