おはようございます。
米株式は主要3指数揃って下落。昨晩発表された米月雇用動態調査(JOLTS)の非農業部門の求人件数が予想を下回る結果となりました。利上げ停止への観測が強まり米長期金利も低下していますが、この日は製造業受注も低下しており景気減速が意識され大幅な値下がりとなりました。NYダウが前日比198.77ドル安の33402.38ドル、ナスダックは前日比63.126ポイント安の12126.326、S&P500は前日比23.91ポイント安の4100.60。ドル金利低下で対主要通貨でドル安が進みました。ドル円は1ドル131円台に。
【金標準先物 日足】
NY金6月限は前日比37.8ドル高の2038.2ドルのセツルメント。昨日終値ベースでの高値を更新し、本日も更に更新して続伸。米経済を支えてきたとみられる肝心の『雇用』にも翳り。米2月雇用動態調査に雇用の鈍化が示され利上げ停止の観測が強まりました。NYでは2000ドルを突破して上昇の勢いが強まっている様子。今年は『利上げ』から『利下げ』へと金融政策の転換が予想される年となり、金にとっては上昇しやすい環境となります。3月最大の下げが8436円(3/22)から8204円(3/28)までの232円幅の下げでしたが、この倍返しで8668円。最高値更新なので目処がつきにくく、それがまた逆行しているポジションに不安を与えることに。【白金標準先物 日足】
2月以降の上値抵抗4200円を上抜けてきました。年初来高値4568円(1/12)と年初来安値3930円(2/17)の中間値が4249円となり、そこが雲の上限付近。ここを越えることでパワーバランスが変化してくるとみられ方向性が強まることが予想されます。景気減速懸念は産業需要にとってみればマイナス要因となりますが、ドル安によってドル建てコモディティ価格の上昇につながります。国内建玉内容からすればショートカバーを誘引しながらの展開か?
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