米株式は3営業日続伸。経営破綻した米シリコンバレー銀行(SVB)を米地方銀行のファースト・シチズンズ銀行が買収すること発表されました。また米ファースト・リパブリック銀行についても米当局が資金供給策の拡充を検討していることが明らかとなり、市場で高まっていた金融システムへの不安が後退、金融株中心に買い戻された展開。NYダウが前日比194.55ドル高の32432.08ドルで3日続伸、ナスダックは長期金利上昇で反落し前日比55.125ポイント安の11768.835、S&P500は6.54ポイント高の3977.53。金融不安が後退したことで安全資産として買われていた債券が再び売られ金が大幅に上昇しています。米2年債利回りで4.01%と4%台を回復、米10年債利回りは3.54%。
【金標準先物 日足】
本日のOSE金標準先物は前日比64円安の8212円で取引を終えました。朝は前日比31円安の8245円で始まりましたが、ドル円が終日円高ドル安の動きが続き円建て価格には下押し圧力がかかり軟調な展開となっています。ドル円は年度末に絡むレパトリエーション(本国への資金還流)による円買い圧力が強かったとみられますが、今晩は米議会で米銀行の経営破綻を巡る公聴会が控えており、再び金融不安が意識される可能性もあるとの指摘があります。NY金では上下ボラティリティが高まるなか総取組高も48万枚を超えてきており再度反発の機会もあると予想しています。【白金標準先物 日足】
OSE白金標準先物4月限は前日比17円安の4043円で終了。円高ドル安により終日軟調地合いで取引を終えています。白金は一般玉の買いが多く、横這いレンジ内で玉の動きが出にくい状態が続いています。しばし忍の字か・・・。
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