昨晩の米4月消費者物価指数(CPI)は前年同月比+8.3%と昨年からの伸びは前月(+8.5%)よりも鈍化。当初株価は安値拾いなども入りプラス圏での動きでしたが、市場予想の+8.1%を上回る結果となりインフレ高止まりでFRBの金融引き締め姿勢は強まるとの見方が後半相場を圧迫し、結果的にNYダウは5営業日の続落となりました。前日に切り返したナスダック、S&P500も反落。NYダウは前日比326.63ドル安の31834.11ドル、ナスダックは前日比373.435ポイント安の11364.236、S&P500は前日比65.87ポイント安の3935.18。債券はCPIが予想を上回ったことでインフレ圧力を警戒し売りが先行、一時米長期金利10年債利回りは3%を超える場面もありましたが、後半はリスク回避から買い戻され金利は低下。米10年国債利回りは終値で2.925%。
東京の日経平均株価も米国株安を受けて反落し前日比464.92円安の25748.72円。ドル円市場ではリスクオフの円買いが優勢となった模様。夜間立ち合いからは1ドル128.50円まで円高ドル安が進んでおり、債券高・株安・商品安のリスクオフ相場の展開。ドル円については偏った投機筋の円売りポジションの解消の動きが出ていることが予想されます。
【金標準先物 日足】
NY金は米CPI発表後ドルが対ユーロで急伸したことで割高感から一時1830ドルまで急落。しかしその後はインフレに対するヘッジニーズが下支えし1850ドル台を回復しNY金6月限は1853.7ドルの終値。本日の日中立ち合いでは129.50円まで円高が進んでいたドル円も切り返す動きを見せ午前中は前日比プラス圏での動きでしたが米株安の影響から日本株、アジア株も安くリスクオフムードが強まり円高が進みました。ドル建て価格はほぼ1850ドル近辺での横這いの中、円高が国内円建て相場を押し下げた展開。1837ドルが200日移動平均線となっており抵抗は強いとみられますが、ドル円投機筋ポジションの調整がどこまで続くか…。【白金標準先物 日足】
4000円の壁は厚いか?昨晩の夜間立ち合いで直近高値となる4010円までの上昇局面がありましたが、今朝は3980円からのスタート。4000円手前では追随買いよりもレンジの逆張りとみる売りに圧され、円高も押し下げ要因となって夜間立ち合いでは3900円を割れるところまで下げています。ドル建て価格も1000ドルの達成ならず200日移動平均線へのトライは持ち越しに。
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