米株式は6営業日の続落。前日の米4月消費者物価指数に続き米4月生産者物価指数も前年からの伸びが鈍化したものの依然高い上昇率が続いていることから金融当局による金融引き締め姿勢が強まることへの警戒が続きました。NYダウは前日比103.81ドル安の31730.30ドルの6営業日続落。ナスダックは辛うじてプラス圏入りし前日比6.726ポイント高の11370.962、S&P500は前日比5.10ポイント安の3930.08とNYダウと同じく年初来安値。また円が買い戻される動きも続き1ドル127円台へと円高ドル安が進んでいます。
【金標準先物 日足】
NY金6月限は200日移動平均線を割り込む水準(1837.0ドル)で下げ足を速め、前日比29.1ドル安の1824.6ドルの入電。アジア時間入りした今朝は一時1809.1ドル(07:32)まで下落する場面もあり、国内大阪取引所金標準先物は日中立ち合い寄付き(08:45)が7503円で始まりました。その後ドル建て価格は1820ドル台を回復し、昨晩127円台中盤まで円高が進んだドル円相場も129円台を回復して円建て金価格は7559円(10:26)までの戻りを見せましたが、後半はドル円相場が129円を割り込む円高に振れ先限4月限は前日比149円安の7521円で終了しています。史上最高値8160円(4/20)から本日安値7484円まで14営業日で676円幅の下落となり短期間で急速なペースでの下げは2020年3月のコロナショック以来となります。2020年コロナショックの際は直近高値5913円(2020/2/25)から底値4876円(2020/3/17)まで16営業日で1037円の下げ。今回パニック的な下げといった印象はありませんが、投機筋のポジション解消による下げとしては同じ展開かもしれません。NY金CFTCを比較すると2020年は買い越し枚数が約35万枚から約28万枚に約7万枚の縮小、今回4月からの下げ局面でも買い越し枚数約27万枚から約19万枚に約6万枚の縮小しています。円建て価格は4/20のドル円終値が128.65円でしたので現在の128.50円(16:00)とほぼ水準は変わらずですので、日米の金融政策の方向性の違いに変化はなく、ドル建てベースで先行きの見通しを考えると下値は限られるのではないかとみています。『落ちるナイフは掴むな』との格言がありますが、むしろ積極的に買い拾っていく水準と考えます。
【白金標準先物 日足】
国内は4000~3700円(コア3900~3800円)でのレンジ内の往来になっています。景気後退懸念から需要の減退といった材料は曖昧な印象。レンジ放れを待つのが賢明か。
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